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玉木宏主演『スパイラル』爽やかさで社会派ドラマに新風

 俳優の玉木宏(39)が主演するテレビ東京系ドラマBiz『スパイラル〜町工場の奇跡〜』(毎週月曜 後10:00)が15日よりスタートする。同ドラマは、「ハゲタカ」シリーズの真山仁氏が、“中小企業の再生”をテーマに描いたスピンオフ作品『ハゲタカ4.5/スパイラル』(講談社文庫)が原作。エリート銀行員から、経営難に陥った企業の再生を手掛ける企業再生家に転身した芝野健夫が主人公だ。

玉木宏主演、ドラマBiz『スパイラル〜町工場の奇跡〜』4月15日スタート (C)テレビ東京

玉木宏主演、ドラマBiz『スパイラル〜町工場の奇跡〜』4月15日スタート (C)テレビ東京

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 恩人である天才発明家の藤村登喜男(平泉成)の死をきっかけに大手電機メーカーから転じ、小さな金型工場・マジテックの再生を手掛けることに。芝野は、亡き藤村の娘・浅子(貫地谷しほり)、劣等感を抱えながら成長する弟の望(戸塚純貴)、藤村の右腕だった職人・桶本修(國村隼)らと共に奮闘する。

 これまでに映像化された「ハゲタカ」作品では、2007年NHK版では柴田恭兵(67、放送当時55歳)、2018年テレビ朝日版では渡部篤郎(50)が「芝野」を演じた。玉木が演じる「芝野」の最大の特徴は、その若さだろう。

 芝野は「人を弾く仕事ではなく、人を救う仕事がしたい」という信念を持ち、頭が切れ、ビジネスに関しては非常に冷静で用心深い一面も見せるが、実はロマンチストで涙もろいという人間味あふれる人物。演じる玉木のなんとも言えぬ爽やかさ、物腰のやわらかさ、落ち着いた深い声が加わり、社会派ドラマに新鮮な風を送り込んでいる。

 マジテックに立ちはだかるのは、過去の因縁から芝野に復讐を目論む村尾浩一(眞島秀和)と外資系ファンド・ホライズンのナオミ・トミナガ(真矢ミキ)。主人公に負けず劣らず存在感を出していけるかどうか、このドラマの鍵を握りそう。昨年『おっさんずラブ』の出演でも話題を呼び、テレビ、映画、舞台と幅広く活躍する眞島の悪役ぶりにも注目したい。

 脚本は、映画『フラガール』や連続テレビ小説『マッサン』をはじめ、数多くの名作を手掛けている羽原大介氏が担当しており、この先の展開も安心して見続けられそうだ。

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  • 玉木宏主演、ドラマBiz『スパイラル〜町工場の奇跡〜』4月15日スタート (C)テレビ東京
  • 芝野は倒産寸前の町工場を救えるか!? (C)テレビ東京
  • 國村隼(右)は町工場を支える技術者・桶本を演じる(C)テレビ東京
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