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加藤小夏、役者の道を選んだ理由は『I”s』 尊敬する共演陣に囲まれ「初めてがI”sで幸せです」

 女優の加藤小夏(19)が12日放送のBSスカパー!、スカパー!オンデマンドで放送・配信される実写ドラマ『I”s(アイズ)』(毎週金曜 後9:00)に麻生藍子役で出演する。加藤にとって初の連続ドラマで「初々しさが藍子ちゃんらしくてよかったのかな」ときらめく笑顔で魅力を語った。

『I”s(アイズ)』での初演技を振り返った加藤小夏(C)桂正和/集英社・スカパー!

『I”s(アイズ)』での初演技を振り返った加藤小夏(C)桂正和/集英社・スカパー!

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■“ラスボス”藍子を演じる「純粋な言葉は考えさせられる」

 同ドラマの撮影は一昨年に行われた。加藤にとって初めてのドラマ出演作でもある。「しっかりとした演技は初めてでした。当時は全く何もできないと言ってもいいぐらい。なので、夢中で演じました」と振り返る。「今、思うと『あそこをこうすれば』みたいなところばっかりなんですけど、その初々しさが藍子ちゃんらしくてよかったのかな、と。その時にしかできない演技だったと思いますね」と笑顔を見せた。

 演じる藍子は最後に登場する“I”で物語終盤のカギを握る存在。自分の将来の目標を見つけるために一人暮らしを始めることにした主人公・一貴の隣の部屋に住み、どこかヒロインの伊織に似た雰囲気を持つ女性だ。「出てくるのが最後で桂先生にも『ラスボス』と言われているキャラクター。最後に一番、身近で伊織ちゃんに似ているので、そこは意識しましたね。監督さんには『小夏のままでいいよ』と言っていただいていたので、そこまで『どうしよう』とはならずにできたかな」と明かした。また、印象的な泣きぼくろをメイクで表現。「涙ぼくろを付けたときに藍子ちゃんだなって思いましたね」。

 桂正和氏による原作は『週刊少年ジャンプ』で1997年から2000年まで連載し、コミックスは全15巻、OVAやゲーム化もされている。「少年マンガなんですけど女性でも読みやすかったです。桂先生の絵もめちゃくちゃかわいいし、大好きになりました」と、とりこになったそう。

 藍子について「純粋さから出てくる言葉はいろんなことを考えさせられると思いますので要注意です」と話し、ドラマについては「見どころは全部です。全員の思いがあって、愛を持っている。藍子ちゃんは自分を犠牲にする子。言葉の選び方も、すごく魅力的です。原作もいいんですけど、この作品は色がすごくきれい。原作とは違った良さがあるので、原作ファンの方にも、ぜひ見てほしいですね」と呼びかけた。

■歩むのは“加藤小夏”という役者道「自然な演技をもっと磨きたい」

 一貴役を岡山天音、伊織役を白石聖、秋葉いつき役を柴田杏花、磯崎泉役を萩原みのりといった気鋭の若手が名を連ねている。「オーディションを受けた当時は、お仕事を始めたばかりでCMを少しだけやらせていただいたぐらい」と話し「そんな私に何かを感じて選んでくださったことに、ありがたく思いました」と感謝。そして共演陣について「岡山天音さんには尊敬の念しかないです。一緒に並んでて恥ずかしく思うぐらい、すばらしい瀬戸一貴でした」という。その理由について「生で演じている人を初めて見たんです。その表情、一つひとつが瀬戸さんだなって思いました」とケタ違いの表現力を持つ岡山に驚いた。

 同い年の柴田は、加藤が大好きなドラマである『JIN -仁-』に出演していた。「小学生のときぐらいの柴田が出てるんです。それを観て『柴田じゃん!』ってなりましたね(笑)」と見直したときに感じたそう。「記憶に残る演技を柴田はしていた。時が経って、柴田に会ったとき、記憶に残る演技をした子が目の前にいるって。なので、柴田のこともすごく尊敬しています」。

 続けて「初めて自分が恥ずかしいと思ったのは、みのりちゃんの演技を観たとき。みのりちゃんの泉ちゃんは一生忘れられないと思います。泉ちゃんが、そこにいるってなりました」と衝撃を受けたといい「1日しか共演していないんですけど、そのときだけで持っていかれました。敵わない、と。表情、仕草の一つひとつが泉ちゃんでした。実際に映像を観ても、すぐに泉ちゃん推しになりました(笑)」という。そして「人の記憶に残る演技をしたいですね」と飾らずに素直な思いを口にした。

 また、今後、やってみたい役について「等身大の役が今まで多かった。もっと、いろんな幅を広げたい。私もイメージがわかないんですけど、極端に言うとギャルだったり」と明かす。そして自身の未来図も明かしてくれた。「私のままでいたい。目標や誰になりたいとかはないですね。後は『自然な演技だね』と言っていただけるので、そこをもっと磨いていけたら」と力を込めた。

 いよいよ、藍子が登場する『I”s』。加藤は「女優になりたいと思えたのは『I”s』で岡山天音さん、白石聖ちゃん、みのりちゃん、柴田がいてくれたから。本当によかったと思います。スタッフさんもいい人たちばかりに恵まれました。初めてがI”sで幸せです」ときっぱり。輝く原石だったころの加藤小夏が、まばゆい光を放っている。

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  • 『I”s(アイズ)』での初演技を振り返った加藤小夏(C)桂正和/集英社・スカパー!
  • 『I”s(アイズ)』で麻生藍子を演じた加藤小夏(C)桂正和/集英社・スカパー!
  • 加藤小夏が演じる実写ドラマ『I”s(アイズ)』の麻生藍子のキャラクタービジュアル(C)桂正和/集英社・スカパー!
  • 『I”s(アイズ)』で麻生藍子を演じた加藤小夏(C)桂正和/集英社・スカパー!
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  • 『I”s(アイズ)』で麻生藍子を演じた加藤小夏(C)桂正和/集英社・スカパー!
  • 実写ドラマ『I”s(アイズ)』11話の劇中カット(C)桂正和/集英社・スカパー!
  • 実写ドラマ『I”s(アイズ)』11話の劇中カット(C)桂正和/集英社・スカパー!

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