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「ハゲタカ」原作者・真山仁氏、玉木宏の「新しい芝野」に期待

 俳優の玉木宏が主演するテレビ東京系ドラマBiz『スパイラル〜町工場(まちこうば)の奇跡〜』(15日スタート、毎週月曜 後10:00)の原作となる『ハゲタカ4.5/スパイラル』(講談社文庫)の作者・真山仁氏がこのほど、撮影現場を訪れ、玉木ら出演者、スタッフを激励した。

『スパイラル〜町工場の奇跡〜』芝野たちが働くマジテックのセットで記念撮影(左から)前原滉、戸塚純貴、玉木宏、真山仁、貫地谷しほり、國村隼(C)テレビ東京

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 原作は、「ハゲタカ」シリーズで、銀行員から企業再生家に転身した芝野健夫を主人公に、“中小企業の再生”をテーマに描いたスピンオフ作品。天才的な発明家だった創業者が急逝し、倒産危機に陥った下町の町工場を、1人の企業再生家が立て直していく物語を、弱き者の目線に立った応援歌的なヒューマンドラマに仕立てる。

 現場を訪れた真山氏は、玉木をはじめ、貫地谷しほり戸塚純貴、前原滉、國村隼ら主要キャストが勢ぞろいしているシーンを見学。「現場訪問を楽しみにしていた」と語る真山氏は、撮影中のモニターを真剣に見つめながらも、「撮影中も撮影の合間も含めて、これまで現場訪問をした作品の中で、一番和やかで、味わったことのない雰囲気」を感じていたそう。「今までがヒリヒリしたドラマばかりだったというか、自分の作品はそういうものが多いので、とても新鮮でした」と率直な感想を語っていた。

 これまでに、真山氏の小説『売国』と『標的』をドラマ化した『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』(2016年)と『巨悪は眠らせない 特捜検事の標的』(17年)(いずれも同局)の主演を玉木が務め、今回が3度目のタッグとなることから、玉木と真山氏が談笑する姿も見られた。

 真山氏は「前に演じていただいた『巨悪は眠らせない』シリーズの冨永とは正反対の役で、どのように演じられるのか、とても楽しみでした。特に笑顔の見せ方とかリアクションの柔らかさは別人のようで、正直驚愕しました。これまで何人もの方が芝野を演じていますが、新しい芝野ができあがったなと思いました」と、期待を募らせていた。

 最後に「いい意味で人間臭いというか、人の体温が感じられるような作品なので、もしかしたら懐かしいと思えるかもしれません。この懐かしさは、徐々にいろんなことが起きて壊れていくのですが、これぞ人間ドラマだというのを、きっと堪能できるのではないかと思っています。楽しみにお待ちいただいて、ぜひご覧いただければと思います」と、視聴を促していた。

 同ドラマは、BSテレ東でも19日より放送する(毎週金曜 後9:00)。

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  • 『スパイラル〜町工場の奇跡〜』芝野たちが働くマジテックのセットで記念撮影(左から)前原滉、戸塚純貴、玉木宏、真山仁、貫地谷しほり、國村隼(C)テレビ東京
  • 『スパイラル〜町工場の奇跡〜』ポスタービジュアル(C)テレビ東京

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