俳優・山崎賢人（24）が27日、都内で行われた映画『キングダム』（4月19日公開）ワールドプレミアに出席。自身が思う“これぞキングダム”を聞かれると言葉につまり、最初は“山の民と一緒に歩くシーン”をあげるも、長澤まさみ（31）から耳打ちでアドバイスを受け「やっぱり熱量！　それですね！」と言い直し、会場に集まったファン700人の笑いを誘っていた。

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　長澤から「思いを伝えるんだ！」と言葉をもらった山崎は「熱量です。キャスト、スタッフがそれぞれの熱量を持っていたので」と“訂正”。映画については「何回言うんだろう」と笑いながら「みんなのキングダムへの思いって本当にすごくて、すごい作品ができあがりました。僕にとって本当に大切な作品です。日本を代表するすごい最新技術もあり、アクションも面白いです」と完成を誇った。

　演じる主人公の信については「無限の可能性がある真っ直ぐな少年。気持ちを大切にして全編通して全力でやるだけでした」とし「奴隷の少年なので、体が細く見えるように食事制限をして、アクションもしてだんだん痩せていきました」と役ヘ打ち込んだ日々を振り返っていた。

　この日は、吉沢亮（25）、長澤まさみ（31）、橋本環奈（20）、本郷奏多（28）、満島真之介（29）、高嶋政宏（53）、要潤（38）、大沢たかお（51）、佐藤信介監督（48）、原作者の原泰久氏（43）も登壇した。

　原作は2006年1月から『週刊ヤングジャンプ』（集英社）で連載中で、コミックス53巻までの累計発行部数が3800万部を突破する人気作。紀元前の中国、春秋戦国時代を舞台に、西方の国・秦で天下の大将軍になることを目指して剣の修業に明け暮れる戦災孤児の少年・信と、後の秦の始皇帝となり中華統一を目指す若き王・エイ政の活躍を描いた物語。

　主人公・信役を山崎、エイ政役を吉沢、楊端和（ようたんわ）役を長澤、河了貂（かりょうてん）役を橋本が務め、そのほか、成キョウ（せいきょう）役を本郷、壁（へき）役を満島、昌文君（しょうぶんくん）役を高嶋、騰役を要潤、王騎役を大沢が演じる。佐藤監督はこれまでに『GANTZ』『いぬやしき』『BLEACH 死神代行篇』など、数多くの漫画作品の実写映画を手がけている。