俳優の西島秀俊、伊藤淳史、木村ひさし監督が15日、都内で行われたテレビ朝日系2夜連続スペシャルドラマ『名探偵・明智小五郎』（30日・31日　後9：00）の完成披露試写会＆舞台あいさつに登壇。日本が誇る推理作家・江戸川乱歩が生み出した名探偵・明智小五郎を初めて演じた西島は「明智小五郎を演じられえて光栄。自分にとって最高傑作の一つになったかな」と、手応えを思い出したのか、笑みをこぼした。

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　木村監督の指揮のもと、明智とタッグを組む小林捜査官役の伊藤、石田ゆり子、岸井ゆきの、香川照之らが集結し、まったく新しい明智小五郎シリーズを構築。現代を舞台に、西島版明智が明晰な頭脳とアクションを炸裂させながら、なかなか尻尾をつかめない“狡猾なサイバー犯罪”に挑む。

　西島は「天知茂さんが演じた明智小五郎などを観ていて、どこか子どもが観ちゃいけないようなシーンもあってドキドキした覚えがあるんですが、今回の『明智小五郎』は、家族みんなで、お子さんも一緒に観ていただける、楽しい冒険ものにしたい、という思いがありました。アクションシーンもありますが、観ていて痛くないアクションをやってます（笑）。腹筋の特訓のシーンなど、ジャッキー・チェンさんへのオマージュもたくさん捧げているので、楽しみにしていてください」と話していた。

　伊藤にとっても本作は「本当に最高傑作です」。その言葉を聞いて西島は「あっくんも？　奇遇だね」とにっこり。また、伊藤は試写会の観客に向かって「一生の財産、宝物になりました。そして、皆さんのお力がなければ、この宝物を増やしていくことができません。なんとしても結果を残し、続編を作りたい」と強く呼びかけていた。

　木村監督も「最高傑作です（笑）。すごくいっぱい最高傑作を持っているんですが、そのどれにも負けないくらいの最高傑作」と笑顔を見せていた。