俳優の舘ひろしが、北川景子主演の日本テレビ系ドラマ『家売るオンナの逆襲』（毎週水曜　後10：00）の13日放送の最終回に、「伝説の不動産屋」と呼ばれたテーコー不動産の社長役でゲスト出演することが決定した。大ファンだったという北川との共演、そしてかつて同局で放送された人気ドラマ『あぶない刑事』で共演した仲村トオルとの再会に「ただただうれしいです」と喜んでいる。

　同ドラマは北川演じる天才的不動産屋、三軒家万智が、顧客の問題を解決しながら、華麗に家を売りまくる痛快ストーリー。舘が演じるのは、万智（北川）が勤務するテーコー不動産の社長。万智の夫で上司の屋代課長（仲村）も姿を見たことがない存在で、万智を引き抜いた人物でもある。万智の勤務する支店が陥ったピンチを救う重要な役どころ。

　社長を演じるに当たり、舘は衣装変更を提案した。「最初はスーツを用意していたんですけど、普通っぽくない社長にするため、一昨日突然カーディガンの方がいいかなと思いたち、急遽用意してもらったんです。ちょいワル社長にさせていただきました」。演技プランもアイデアを出し、北川との演技合戦を楽しんだ。

　初共演の北川について「いろんなドラマを拝見してすごくすてきな女優さんと思っていて、今日共演してみて女優さんぽい女優さんだなという印象を受けました。お芝居の呼吸は彼女が合わせてくれたので、僕はわりと自由にやらせていただきました。監督にもいろいろ提案させていただいて、本当に自由に楽しく演じさせていただきました」と絶賛。

　仲村との共演では「やっぱり僕にとっては『あぶ刑事』の４人組っていうのは特別なものなので、何かの時にふと会うとあの時代にすぐ戻れて。……でも、あいつに見張られてるとやりづらいな（笑）」と照れながらも「トオルは天才ですから。言いたくないけど尊敬してますね。あいつは素晴らしい俳優になりましたよ」とエールを送った。

　北川は「最終回の台本をいただいて、舘さんのお名前が入っているのを見た時に本当に震えてしまって、『お会いできるんだ』とすごくうれしかったです」と感激。2016年の映画『さらば あぶない刑事』以来となる舘と共演した仲村も「僕の勤める会社の『社長役』という雲の上の存在は舘さん以外の人では絶対ダメなので、来ていただいて本当にありがとうございます」と感謝した。