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別所哲也、渡辺晋賞受賞に感慨「一層頑張っていきたい」

 俳優でショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)の代表を務める別所哲也が『第14回 渡辺晋賞』を受賞し、2日、都内で行われた授賞式に出席した。

『第14回 渡辺晋賞を受賞した』別所哲也(前列中央)

『第14回 渡辺晋賞を受賞した』別所哲也(前列中央)

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 毎年、エンタメ業界の発展に貢献したプロデューサーを顕彰する同賞。別所は映画『クライシス2050』で鮮烈なハリウッドデビューを飾り、映画・テレビ・舞台など幅広く活躍。アメリカでのショートフィルムとの出会いから1999年より、日本初となる国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」を主宰している。

 16年に立ち上げたSSFF&ASIAとLDHによる詩と音楽、映像を融合したプロジェクト「シネマファイターズ」では、EXILE TRIBEの楽曲をモチーフにショートフィルム作品6本を制作。映画祭内でプレミア上映し、その後は全国で劇場公開するなど、話題となった。そんなSSFF&ASIAをはじめとしたエンターテインメントへ貢献、そしてさらなる活躍を期待され、別所は第14回渡辺晋賞を受賞することとなった。

 式では、主催の一般財団法人渡辺音楽文化フォーラム・渡辺美佐理事長より、トロフィーと副賞100万円が授与。選考委員の三枝成彰氏は、受賞理由について「現代は短く凝縮したものがよい時代になった、”俳句”のようなものが長い寿命を持ち始めたということ。まさに別所さんが時代に早く気付き、ショートショートフィルムフェスティバルを行っていた」と説明した。

 別所は「今回受賞をいただけてとても光栄です。渡辺晋さんは日本のエンターテインメントをお作りになられた大先輩であり、俳優をしながらショートショートフィルムフェスティバルというお祭りを作り、プロデュースすることがいかに難しく大変で、あわせて大変喜ばしいことかを実感しております」と授賞の喜びを語った。そして「評価を頂けた理由は”時代”だと思っています。平成が終わり、新しい元号がまもなくスタートしますが、現代はインターネットの時代になりメディアウィンドウといわれているものが変化しています。渡辺晋さんが映画からTVへと進化する新しい時代をとらえたように、音楽配信や動画配信など時代はまた動いているんだなと映画祭を通して感じております。プロデューサーとしてだけでなく俳優としても一層頑張っていきたいです」と力強く口にした。

 SSFSで関係深い河瀬直美木村佳乃コシノジュンコLiLiCoがお祝いにかけつけた。2019年より本格始動する女性クリエイターを応援するプロジェクト「Ladies for Cinema Project」のプレゼンターを務めている木村から「最初の出会いは舞台『恋人たちの予感』で恋人役としてご一緒させてもらいました。いつものニコニコ笑顔で、知的で頼りになるお兄さんというイメージでした。それは他の俳優さんとは比較にならない、別所さんは別所さんでしかないとにかく素敵な存在です。朝も早くてミュージカルの本番があるときなどはいつ寝ているのか心配になるぐらいご活躍されて…」とコメント。それに対して別所は「ショートスリーパーなんです」と応じ、笑いが起こった。

 コシノは「フィルムだけではなくオペラや俳優色んなことをされていますが、ショートショートフィルムフェスティバルは長く続けて実ったこと。1回目から映画祭にうかがっていますが、開催する日がずっと雨だったから雨男だなと思っていました。”雨降って地固まる”というにふさわしい、やっと実って20周年ですね。アジアと日本のつながりを深めさらに仲よくなるためにもこれからも、ますます活躍して下さい」と祝福した。LiLiCoは「いつも、ほめたくなるほど素晴らしい人柄で、様々なことに携わっていらっしゃっても全てを把握して何か問題が起こったら一緒になって考えてくれる。口だけじゃない素晴らしい方。今は失われつつあるハングリー精神、そして努力することがカッコいいことだと感じさせてくれます。今後も自然にみんなにそういう気持ちを与えて頂きたいです。永遠にわたしたちの刺激です」と讃えていた。

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