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玉木宏、町工場再生のヒーローに 『ハゲタカ』シリーズスピンオフドラマ化

 俳優の玉木宏主演で、真山仁氏の『ハゲタカ』シリーズスピンオフ作品『ハゲタカ4.5/スパイラル』(講談社文庫)が、連続ドラマ『スパイラル〜町工場(まちこうば)の奇跡〜』として4月期のテレビ東京系ドラマBiz枠(毎週月曜 後10:00)で映像化される。玉木はテレビ東京の連続ドラマは初主演。

ドラマBiz『スパイラル〜町工場(まちこうば)の奇跡〜』(4月スタート)で企業再生家を演じる玉木宏

ドラマBiz『スパイラル〜町工場(まちこうば)の奇跡〜』(4月スタート)で企業再生家を演じる玉木宏

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 同ドラマは、天才的な発明家だった創業者が急逝し、倒産危機に陥った下町の町工場を、銀行員から転身した1人の企業再生家が立て直していく軌跡を描く、弱き者の目線に立った応援歌的なヒューマンドラマ。「日本のモノづくりの魂」を縦軸に、降りかかる難題や金融機関の論理に翻ろうされながらも、町工場という“1つの家族”が世界規模で襲いかかってくる巨大ファンド“ハゲタカ”に立ち向かい奮闘する姿を描く。脚本は、映画『フラガール』(2006年)や連続テレビ小説『マッサン』(14年、NHK)をはじめ、数多くの名作を手掛けている羽原大介氏が担当する。

 玉木が演じるのは、エリート銀行員から、経営難に陥った企業の再生を手掛ける企業再生家に転身した主人公・芝野健夫。「人を弾く仕事ではなく、人を救う仕事がしたい」という信念を持ち、頭が切れ、ビジネスに関しては非常に冷静で用心深い一面も見せるが、実はロマンチストで涙もろいという人間味あふれる人物。

 「芝野は基本的に真面目な人間だと思いますし、原作に『世の中には時々信じられない巡り合わせがある。芝野は年齢を重ねる中で、一見偶然にしか見えない巡り合わせでも必然と考えるようになった。その必然は無視してはならない』とあるように、全てを受け入れていくようなところがある。物事に関してのこういう考え方が彼のベースになっていると思います。信念を心に持ちながら…また人に寄り添える人だと思うので、優しさも持ち合わせながら、この役を生きられたらいいなと思います」と、意気込みを語っている。

 真面目さでは玉木自身も負けていない。「真山先生が描く社会派ドラマは、内容にもリアリティーがあります。年齢など原作とは異なる設定もありますが、原作ファンが多くいる作品ですので、ファンの方々にも納得できるような作品になったらと思いながら撮影に臨みたいと思います」。

 昨年4月にスタートしたテレ東のドラマBiz枠は、“働く人々”を通して現代社会を描く、をテーマに作品づくりをしており、本作で5作目。玉木は「このドラマは家族、町工場など、地に足が着いた人たちの“これから”をしっかりと見届けられる作品になっていくと思います。いざ自分の家族が同じような状況になった時にどうすればいいのか、自分に置き換えられる状況もたくさんあると思います。その中で何を守っていくべきなのか…そんなことを想像しながら見ていただけると面白いのではないかと思います。ぜひ幅広い世代の方に見ていただきたいですね」と、期待を寄せていた。

 地上波放送終了後、BSテレ東(4月スタート、毎週金曜 後9:00)での放送、定額制動画配信サービス「Paravi」でも配信する。

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  • ドラマBiz『スパイラル〜町工場(まちこうば)の奇跡〜』(4月スタート)で企業再生家を演じる玉木宏
  • 原作は真山仁氏『ハゲタカ』シリーズのスピンオフ作品『ハゲタカ4.5/スパイラル』(講談社文庫)

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