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東山紀之、中島健人へサポート約束 『砂の器』撮入「彼のキャリアで大きな作品のひとつに」

 俳優の東山紀之が主演する3月28日放送のフジテレビ開局60周年ドラマ『砂の器』(後7:57)、このほどクランクインを迎えた。東山が演じるのは、警視庁捜査一課のベテラン刑事・今西栄太郎(いまにし・えいたろう)。事務所の後輩・中島健人演じる殺人事件の犯人で天才作曲家・和賀英良(わが・えいりょう)と対峙する役柄となるが「彼は今24歳で、彼のキャリアの中でも大きな作品のひとつになると思いますので、そのサポートも含めて組めたら良いなと思います」と先輩として頼もしいコメントを寄せた。

 「役が決まった時にとても興奮して電話がかかってきて、僕としても今回組めて、ましてや清張先生の作品でできるというのは大変喜ばしいことでもあります」と東山。中島とは「彼の出方によっては変えようかなと思っていますが(笑)、組んだときに彼がどんな技を仕掛けてくるのかによって、こっちは肩すかしにするのか…、しっかり組んでともえ投げにするのか…、いろんなことを考えています。向こうはすごい勢いで来るでしょうから、それをがっつり受け止められれば良いなと思います」と共演の日を心待ちにした。

 中島について「とても頭の良い子なので、僕が何かを言って…ということではないと思います。今回は、殺人を犯している彼と、内に闇を抱えている刑事ですから、そういう意味では表裏一体というような感じが作品からは香ってきます。“彼が僕であって、僕が彼であって”という気持ちでやっていこうかな、と」と思い描く。共演は3シーンほどだというが「お互いにそれぞれ思いを巡らせていきますから、そういう意味では恋愛に似ているのかもしれません」と期待した。

 クランクインの現場は、今西が一人暮らしをするさびれたアパート。スーツ姿で、真っ暗な家に帰宅し、ほとんど空っぽの冷蔵庫を開け、ひとり缶ビールを飲みため息をつくという、今西の人となりをうかがえるシーンからスタート。今西は、DV・ギャンブル狂いの父とアルコール中毒の母を持ち、不遇な環境で育った。自分は温かい家族を作ろうと思い描き、結婚もしたが、多忙であることから妻に不倫され、その後自殺によって妻を失い、現在は寂しく一人暮らしをしているというバックボーンを感じさせる場面でもある。

 この場面について東山は「(自宅アパートが)雰囲気のあるロケ地で、方向性が見えた気がしましたね。このマンションの外観を見て、今西という役の人となりが何となく自分の中で整った感じがしました。というのも、実際に僕が育った市営住宅にとてもよく似ていて、共感する部分が蘇ってきました。そんな空気感を知れて、自分の中のイメージと合致する部分が多くなりました」と手応えをにじませる。

 部屋の中は、着古したワイシャツが壁に掛けられ、テーブルには無造作におかれたつまみの箱や新聞など、色気のない寂しささえ感じさせる空間。その中で、東山は演技の合間、監督からカットがかかっても表情ひとつ変えない役への集中をみせた。

 同作は言わずとしれた小説家・松本清張による名作で幾度となく映像化された人気作品。今回の出演にあたり映画(1974)を改めて見たという東山は「その時代から時間が流れている中、清張先生が描きたかった“偏見”と“差別”は、現代では“人間の内にあるモノ”として変わってきたのかなと思いつつも、まだまだ非常に大きいと感じています。清張先生の描きたかった“人間のゆがみ”みたいなものは、ほとんど変わっていないのだなと思いました。それを今回は、僕と中島健人とで描いていけたら良いなと思いますね」と熱い想いをのぞかせる。

 「清張先生の作品は何本か出演させていただいています。そんな中でも、『砂の器』は名作中の名作ですし、丹波哲郎さん(映画での今西役)とは、役のアプローチ、表現方法は変わってくると思いますが、清張先生の描いてきた“人間の内面”をえぐるような作品ですので、皆さんの期待に応えられるようにしていきたいなと思います」と意気込みを語っていた。



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