女優の杉咲花が主演するテレビ朝日系木曜ドラマ『ハケン占い師アタル』（毎週木曜　後9：00）の 第6話（21日放送）の予告で流れた、杉咲が板谷由夏をビンタするシーン。本番で一発OKの出来栄えで、その瞬間、いい音がしたにもかかわらず、板谷はまったく痛みを感じなかったそう。迫力満点の映像も撮れ、いろんな意味で会心のビンタだったようだ。

　同ドラマは、主人公の派遣社員・的場中ことアタル（杉咲）が“あらゆるものが見える特殊能力”を駆使し、悩み多き“働く人々”と会社を変えるお仕事コメディー。第6話では、職場でも家庭でも板挟み状態で人知れず悩む課長・大崎結（板谷）にフォーカス。部長の代々木（及川光博）から、出向という名目でリストラ候補者1人を選ぶよう命じられた大崎は、誰も切り捨てたくないけれど打開策を見つけられず、日に日に疲弊していく。

　先週から流れている予告では、そんな大崎にアタルが痛烈なビンタを浴びせ、険しい表情で「目を覚ましてください」と言い放つシーンが。占うときだけは決まって口が悪くなるアタルだが、人に手を上げるのは初めてのこと…。

　いつになくアタルと大崎がやり合うシーンが続く第6話。エネルギーをぶつけ合う撮影が連日続き、2人の疲労も限界に近づいていた。それを支え合って乗り越えようとした杉咲と板谷。日頃から食べることが大好きな杉咲が、ランチを外に食べに行くかどうかで迷むほど疲れ果てていると、その姿を目にした板谷が、杉咲に声をかけ、ランチに誘い出す。さらにその夜、2人は自発的に個室にこもり、一緒に占いシーンのせりふの読み合わせを開始。彼女たちの固い絆と役者魂が芝居にも表れ、最大かつ最高の対峙シーンを作り上げていった。