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直木賞小説『蜜蜂と遠雷』10・4公開 松岡茉優&松坂桃李の心情写す場面も公開

 女優・松岡茉優主演で、松坂桃李が共演する映画『蜜蜂と遠雷』の公開日が10月4日に決定したことが15日、わかった。さらに、“実写化不可能”ともいわれた作中でのピアノの音を、2017年に18歳で『第27回クララ・ハスキル国際ピアノコンクール』で優勝して話題を呼んだ藤田真央氏ら日本を代表する4人のピアニストが担当することも発表された。

映画『蜜蜂と遠雷』より解禁されたピアノ演奏場面(C)2019映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

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 17年に史上初となる第156回直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした恩田陸氏の同名の小説が原作。メガホンを取ったのは『愚行録』(17年)で長編監督デビューを果たした石川慶監督で、脚本と編集も担う。

 物語は、国際ピアノコンクールを舞台に4人のピアニストの挑戦や成長が描かれる。13歳のときに母を亡くし、ピアニストになることから逃げてきた元天才少女の栄伝亜夜を松岡、妻子を持ちながらも夢を諦めきれず、最後のチャンスとしてコンクールにエントリーした高島明石を松坂。さらに、名門音楽院に在籍し、優勝候補最有力の重圧に挑むマサルを森崎ウィン、今は亡き世界最高のピアニストが遺した謎の少年・風間塵を鈴鹿央士が演じる。

 それぞれのピアノの音を担当するべく、一線級のピアニストが集結。亜夜のピアノは、藤田氏と同じコンクールを07年に優勝するなど、多くの実績を残している河村尚子氏。明石は、アイスショーで羽生結弦選手と共演した経験もある福間洸太朗氏。マサルは、日本人の父とハンガリー人の母を持ち、単身ハンガリーの音楽学校に通い、昨年行われたチャリティーコンサートでは、皇后様の前で演奏もした金子三勇士氏。そして、塵には現在、日本で最も注目を集める若手ピアニストの一人でもある藤田氏が収録に参加。全員が、世界の舞台に立った経験を持つ実力派の集結が実現した。

 さらに、劇中の演奏シーンの場面写真も到着。真剣な眼差しで鍵盤を見つめる明石とマサル、一方でどこかうつろげな表情を見せる亜夜、笑顔を浮かべる塵など、ぞれぞれの心情を写したかのようなショットになっている。

 藤田氏は「音楽を文章でここまで表現できるものかと、とても感動しました。風間塵君のように、私も“音楽の神様”に愛されるピアニストであり続けたいです」とコメント。石黒裕亮プロデューサーは「『一番大事な音楽で絶対に妥協はしない』と決めました。恩田先生がモデルにしたのではないかと思えるほど、ぴったりな4人が集まったと思います」と話している。

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  • 映画『蜜蜂と遠雷』より解禁されたピアノ演奏場面(C)2019映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
  • 映画『蜜蜂と遠雷』への参戦が決まった(左上から)河村尚子氏、福間洸太朗氏(左下から)金子三勇士氏、藤田真央氏(C)2019映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

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