NHKで放送中の連続テレビ小説『まんぷく』(月〜土 前8:00 総合ほか)に、ヒロイン・福子(安藤サクラ)の夫・萬平(長谷川博己)が戦後、新たに開いた製塩会社(のちの、たちばな栄養食品)の元従業員・岡幸助役で出演する中尾明慶。「岡役を演じる前は、割とお調子者だったりニコニコした役が多かったので、意外だというコメントを視聴者の方からいただきました。役者としていままでと違うことをしなきゃなという思いがあったので、うれしい反響です。岡役をやれてよかったなと思っています」と、話している。
第12週で会社が解散し、8年の月日が流れた第16週で池田信用組合の理事長を退任した萬平が、第17週からラーメンづくりに着手すると、研究所となる小屋づくりを手伝いに久々に登場した。
「泉大津編の撮影が終わってから、約1ヶ月半ぶりにNHK大阪放送局に戻ってきたので、改めて撮影に入る時はちょっと緊張しました(笑)。普通の連続ドラマだと1ヶ月も空いてまた戻ってくることはなかなか無いので、すごく不思議な感覚ですね。8年経っていているので成長もしていないといけないっていう、はじめての経験をさせていただいています。それに、塩軍団の男たち(製塩会社の同僚たち)がいなくなっているのが、なんか寂しくて。あれ(?)リハーサルって、こんなに人少なかったっけなって(笑)」
岡は、出征前は乾物屋で奉公をしていたが、空襲で店が燃え、路頭に迷っていたところ、製塩所の人手を集めていた神部(瀬戸康史)から声をかけられた。真面目な性格ではあるが、自尊心が高くけんかっ早いので、同僚とぶつかることもしばしばで、時に騒ぎを起こして会社に迷惑をかけることもあった。
「岡は割とチャーミングに、かわいらしくなって再登場します。だいぶ大人になっているのかなと思うんですけど、昔の岡っぽさもないといけないので、そこは気を付けていきたいと思います。いままではケンカばかりしていたので、視聴者の皆さんは『朝からうるさいなあ』と感じていらしたかもしれないですけど(笑)、あの暴れていた岡が、恋をしたりしてまた新しい一面が出てきます」
塩軍団の中で何かと衝突していた岡と森本(毎熊克哉)だが、第19週で神部と結婚したタカ(岸井ゆきの)の妹・吉乃(深川麻衣)と出会い一目惚れ。「岡と森本が恋をする、8年前からは想像がつかないですよね。楽しみではあるんですけど、難しいなというのもありますね。あれだけタカちゃんの魅力がわからないって言っていたのに、その妹を好きになるって(笑)。『女なんて』と、硬派なタイプだったのが『めっちゃかわいい、キラーン☆』というタイプに変化していた、岡としての『キラーン☆』をどう演じようかなあと。
もともとの岡らしさと、恋をしている岡のかわいさのバランスがどっちに偏ってもいけなくて、両方が絶妙に出ないといけないなと思っているところです。8年経つと人はけっこう成長するとは思いますが、大人になったとしても変わらない部分も絶対にあるはずですから、台本に描かれてないそういった一面を要所要所で表現できたらいいなと考えています」
この先、吉乃ちゃんをめぐって森本との関係はどうなっていくのか。
「“紳士協定”結んでって、そんな恋愛あります!? (笑) でも『ぬけがけすんなよ』って、岡と森本が目も合わせず約束したのかなと想像すると、なんだかあのふたりらしいなと思えました。それに、岡は女性にはたぶん怒れないタイプ。男とはケンカするけれど、女性に何か言われたらしゅんとしそう。だから、吉乃ちゃんに振り回されても怒らないのだと思います。吉乃ちゃんは岡がもらうぞ!、という意気込みで演じていますが、どうなるのか3人の今後を楽しみにみていただきたいですね」
そもそも岡と森本の関係だが、「森本が最高な友達だ、と岡自身は、今は気づいていないんだと思います。この先さらに年齢を重ね、ある時ふと“友人”というものを考えた時に『あいつなのかな』って思い浮かぶのでしょうね。家族のいない岡が、戦後からずっといっしょに生きてきたのが森本です。お互い多くを語りませんが、気づいたらけっこうよく隣にいるんです。
ふたりが萬平さんのラーメン小屋をつくりに行くときも、どこかで待ち合わせたのかなー、とか裏設定を想像してみると、意外と仲がいいですよね(笑)。作業中も『あれ取れ』とか、その程度しか会話していませんが、あーだこーだとケンカしながら小屋づくりして、客観的にみたらすごく仲がいいと思います。ケンカしてもあんまり引きずらないのは、男同士ならではの友情なのかなって気がします。このふたりは、吉乃ちゃんや、萬平さん、神部を通してしゃべるんです。面と向かい合ってしゃべることがあまりない関係性がとても面白くて、非常に演じがいがあります」
第12週で会社が解散し、8年の月日が流れた第16週で池田信用組合の理事長を退任した萬平が、第17週からラーメンづくりに着手すると、研究所となる小屋づくりを手伝いに久々に登場した。
「泉大津編の撮影が終わってから、約1ヶ月半ぶりにNHK大阪放送局に戻ってきたので、改めて撮影に入る時はちょっと緊張しました(笑)。普通の連続ドラマだと1ヶ月も空いてまた戻ってくることはなかなか無いので、すごく不思議な感覚ですね。8年経っていているので成長もしていないといけないっていう、はじめての経験をさせていただいています。それに、塩軍団の男たち(製塩会社の同僚たち)がいなくなっているのが、なんか寂しくて。あれ(?)リハーサルって、こんなに人少なかったっけなって(笑)」
岡は、出征前は乾物屋で奉公をしていたが、空襲で店が燃え、路頭に迷っていたところ、製塩所の人手を集めていた神部(瀬戸康史)から声をかけられた。真面目な性格ではあるが、自尊心が高くけんかっ早いので、同僚とぶつかることもしばしばで、時に騒ぎを起こして会社に迷惑をかけることもあった。
「岡は割とチャーミングに、かわいらしくなって再登場します。だいぶ大人になっているのかなと思うんですけど、昔の岡っぽさもないといけないので、そこは気を付けていきたいと思います。いままではケンカばかりしていたので、視聴者の皆さんは『朝からうるさいなあ』と感じていらしたかもしれないですけど(笑)、あの暴れていた岡が、恋をしたりしてまた新しい一面が出てきます」
塩軍団の中で何かと衝突していた岡と森本(毎熊克哉)だが、第19週で神部と結婚したタカ(岸井ゆきの)の妹・吉乃(深川麻衣)と出会い一目惚れ。「岡と森本が恋をする、8年前からは想像がつかないですよね。楽しみではあるんですけど、難しいなというのもありますね。あれだけタカちゃんの魅力がわからないって言っていたのに、その妹を好きになるって(笑)。『女なんて』と、硬派なタイプだったのが『めっちゃかわいい、キラーン☆』というタイプに変化していた、岡としての『キラーン☆』をどう演じようかなあと。
もともとの岡らしさと、恋をしている岡のかわいさのバランスがどっちに偏ってもいけなくて、両方が絶妙に出ないといけないなと思っているところです。8年経つと人はけっこう成長するとは思いますが、大人になったとしても変わらない部分も絶対にあるはずですから、台本に描かれてないそういった一面を要所要所で表現できたらいいなと考えています」
この先、吉乃ちゃんをめぐって森本との関係はどうなっていくのか。
「“紳士協定”結んでって、そんな恋愛あります!? (笑) でも『ぬけがけすんなよ』って、岡と森本が目も合わせず約束したのかなと想像すると、なんだかあのふたりらしいなと思えました。それに、岡は女性にはたぶん怒れないタイプ。男とはケンカするけれど、女性に何か言われたらしゅんとしそう。だから、吉乃ちゃんに振り回されても怒らないのだと思います。吉乃ちゃんは岡がもらうぞ!、という意気込みで演じていますが、どうなるのか3人の今後を楽しみにみていただきたいですね」
そもそも岡と森本の関係だが、「森本が最高な友達だ、と岡自身は、今は気づいていないんだと思います。この先さらに年齢を重ね、ある時ふと“友人”というものを考えた時に『あいつなのかな』って思い浮かぶのでしょうね。家族のいない岡が、戦後からずっといっしょに生きてきたのが森本です。お互い多くを語りませんが、気づいたらけっこうよく隣にいるんです。
ふたりが萬平さんのラーメン小屋をつくりに行くときも、どこかで待ち合わせたのかなー、とか裏設定を想像してみると、意外と仲がいいですよね(笑)。作業中も『あれ取れ』とか、その程度しか会話していませんが、あーだこーだとケンカしながら小屋づくりして、客観的にみたらすごく仲がいいと思います。ケンカしてもあんまり引きずらないのは、男同士ならではの友情なのかなって気がします。このふたりは、吉乃ちゃんや、萬平さん、神部を通してしゃべるんです。面と向かい合ってしゃべることがあまりない関係性がとても面白くて、非常に演じがいがあります」
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2019/02/07