『第61回ブルーリボン賞』で新人賞を受賞した女優の南沙良（16）が6日、東京・イイノホールで行われた授賞式に出席。壇上で事務所先輩の新垣結衣（30）の優しいフォローに感謝した。

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　映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で、吃音（きつおん）に悩む主人公の大島志乃を好演し、受賞となった。「不思議な気持ちなんですけど、この気持ちを忘れずに。おごることなく、一つひとつハシゴを登っていけたら」と地に足をつけた。

　昨年はノミネートされながらも受賞を逃した。授賞式の司会を務めた俳優の阿部サダヲから、この1年での成長を問われると南は「仕事で感じることは、あまりないんです。食事面では、お野菜を口に運ぶ回数が少し多くなった」と少し天然な返答。

　阿部が「成長期なのかな」と困惑していると、新垣が「体調とかに気をつけるようになったところが成長したところ？」と優しくフォロー。南は「そうです！」と“通訳”に感謝した。また、次に挑戦したい野菜を聞かれた南が「次はブロッコリーに」と話すと、阿部は「スーパーフードですもんね。固めにゆでた方がいいって聞きますよ」と、珍アドバイスをして会場を笑わせていた。

　また、後輩を優しくサポートした新垣は「ちゃんとお話する機会はなかなかない。まさか舞台上で、こんなにお話するとは」と新たな一面を見れたことを喜んでいた。

『第61回ブルーリボン賞』受賞者、作品は以下の通り。
■作品賞：『カメラを止めるな！』（上田慎一郎監督）
■監督賞：白石和彌監督／『孤狼の血』『止められるか、俺たちを』『サニー／32』
■主演男優賞：舘ひろし／『終わった人』
■主演女優賞：門脇麦／『止められるか、俺たちを』
■助演男優賞：松坂桃李／『孤狼の血』
■助演女優賞：松岡茉優／『万引き家族』『ちはやふる−結び−』
■新人賞：南沙良／『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』
■外国作品賞：『ボヘミアン・ラプソディ』