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SUGIZO、難民キャンプ訪問で感じた使命感「暴力をアートに変換できたら…」

 LUNA SEAX JAPANSUGIZOが18日、都内で行われた映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』公開記念トークイベントに出席。中東パレスチナ自治区でのライブを敢行した経験から、「子どもたちが1人でも暴力の世界に行かないような活動をしたい」と自身の役割と夢を熱弁した。

映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』公開記念トークイベントに出席SUGIZO (C)ORICON NewS inc.

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 同映画は、難民問題を題材としたドキュメンタリー。映画を観てSUGIZOは「感動するのは、現実の問題をわかりやすく訴えている作品。アイ・ウェイウェイ監督が現代美術アーティストなので、アート作品としてもすばらしい。難民、人権の問題は重いのですが、それを美しく見せている」と絶賛。

 そんなSUGIZOは昨年10月に長年の夢だった中東パレスチナ自治区の難民キャンプでライブを敢行。その時感じたことから「被災地はテレビなどのメディアを見ただけでは、景色として認識はできるけどあの暑さやニオイとかは伝わらない。この映画を観て『もっと僕らは動いてもいいんだ』と再認識しました。みなさんも難民の方々に会いに行けばいいと思います」と熱弁した。

 「平和に暮らしている方からしたら、あそこは地獄に見えるのですが、死と隣り合わせの中で生きている子どもたちは笑っていて…。どの場所に居ても人はおいしい物を食べたいですし、愛し合いたいと幸せを願うものだと感じました」と振り返った。

 さらに「難民の子どもたちって思春期になってくると暴力的な世界に引きずられる。家を焼かれ、家族が亡くなって、悲しみや復讐心があるから、暴力に訴えることが少なくない」と説明し「そういう子どもたちに武器じゃなくて楽器を持ってもらいたい。感動をただ伝えたいだけで、心の傷を表現に向ければすばらしい表現者になると思う。不遇というのはアーティストのすばらしいエネルギーとして転換できるので、暴力ではなくアートに変換できたらと思う」と伝えた。

 この経験から自身の役割を見つけたそうで「夢は色んな難民キャンプの子どもたちのために(演奏や支援を)したい。子どもたちが一人でも暴力の世界に行かないような活動をしたいと現地で思いました」と力を込めた。

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  • 映画『ヒューマン・フロー 大地漂流』公開記念トークイベントに出席SUGIZO (C)ORICON NewS inc.
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