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平祐奈、ドローンドラマ主演 宮城・女川「いのちの石碑」活動が題材に

 女優の平祐奈が、東日本大震災で甚大な被害に見舞われた宮城県女川町を舞台にした単発ドラマ『女川 いのちの坂道』に主演する。本作の肩書きは「ドローンドラマ」。今回は、海岸線や、坂道の起伏の多い女川の地形を効果的に映像化するため、全編4Kカメラを搭載したドローンで撮影し、今までとは違う映像表現によるドラマを目指す。NHK・BSプレミアムで3月9日(後10:00〜10:59)に放送される(BS4Kで3月に10分尺の長い69分版が放送予定)。

平祐奈主演、ドローンドラマ『女川 いのちの坂道』BSプレミアムで3月9日放送(C)NHK

平祐奈主演、ドローンドラマ『女川 いのちの坂道』BSプレミアムで3月9日放送(C)NHK

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 小学校卒業間際で被災した女川町の子どもたちは、<1000年後のいのちを守ろう>と、あの日、津波が到達した21ヶ所に「いのちの石碑」を建てる活動を続けている。あれから8年、子どもたちは今年20歳を迎え、女川町のこれからと同様に、自分自身のこれからを、それぞれが模索していた。

 番組は、「女川1000年後の命を守る会」の実際の活動をもとにしたフィクション。復興半ばの街と青春真っ只中の20歳の若者たちを捉えたドラマを“ロードムービー”タッチで描いていく。

■あらすじ
 咲(サク)は、「いのちの石碑」活動の中心メンバーだったが、地元の高校を卒業と同時に、ダンサーになる夢をかなえるため、上京して1年半になる。映像作家を目指す彼(翔太)もできて、新しい一歩を踏み出したつもりだったが、偏見の目でみられることを恐れ、自分が被災者であること、母親が未だに行方不明であること…を翔太にも打ち明けられず、生きづらさを感じていた。

 咲は、もう一度故郷と向き合ってみようと、ドローンカメラを携えた翔太と共に女川への旅を決意する。「この道を登って避難した」「この体育館で、眠れない夜を過ごした」…ふたたび“あの日”をたどることで、咲は自分自身の原点と向き合うことになる。そして、町の人々と共に石碑まで登る避難訓練の中、「いのちのつながり」を確信していく。

関連写真

  • 平祐奈主演、ドローンドラマ『女川 いのちの坂道』BSプレミアムで3月9日放送(C)NHK
  • 「女川1000年後の命を守る会」の実際の活動をもとにしたフィクション
  • 東日本大震災発生時の小学生も20歳になる(C)NHK

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