『孤高の人』などで山岳小説の分野を切り開き、『武田信玄』など歴史小説でも多くの代表作品を残した、昭和の文豪・新田次郎の『ある町の高い煙突』が、実写映画化され今年6月に公開することが11日、明らかになった。あわせてキービジュアルと場面カットも解禁になった。
原作は、大正から昭和にかけて茨城県で稼働していた『日立鉱山』の煙害による大気汚染に苦しんでいた地元住民と、国策として休むことなく動いていた鉱山をめぐり、命をかけて向き合った若者たちの実話。煙害を防ぐために、“世界一”の大煙突建設を目指した若者たちと、それに向き合った鉱山会社の努力と精神の両面が描かれる。メガホンを取るのは、青春・ドキュメンタリー作品の演出を多数手がけ、復興支援映画『天心』(2013年)などの作品がある松村克弥監督。
地元住民の代表として奔走する主人公・関根三郎を井手麻渡、住民と対峙しながらも、解決の道を探す日立鉱山の担当課長・加屋淳平を渡辺大が演じる。三郎と淡い想いを寄せ合う、淳平の妹・千穂を小島梨里杏、日立鉱山社長を吉川晃司、煙害への憤りを孫に託す三郎の祖父・兵馬を仲代達矢が担う。他にも、伊崎充則、螢雪次朗、小林綾子、石井正則、大和田伸也、六平直政、渡辺裕之、斎藤洋介ら実力派俳優たちが脇を固める。
解禁されたキービジュアルは、当時の高さ世界一を目指して建設された煙突を背景に、地元住民と鉱山会社側の立場の違いを示す、複雑な心境が読み取れる。場面カットは、井手と渡辺の堅い握手から、孫に思いを託す仲代達矢の姿など、これから待ち受ける試練に立ち向かっていくキャストたちの様子が切り取られている。
原作は、大正から昭和にかけて茨城県で稼働していた『日立鉱山』の煙害による大気汚染に苦しんでいた地元住民と、国策として休むことなく動いていた鉱山をめぐり、命をかけて向き合った若者たちの実話。煙害を防ぐために、“世界一”の大煙突建設を目指した若者たちと、それに向き合った鉱山会社の努力と精神の両面が描かれる。メガホンを取るのは、青春・ドキュメンタリー作品の演出を多数手がけ、復興支援映画『天心』(2013年)などの作品がある松村克弥監督。
地元住民の代表として奔走する主人公・関根三郎を井手麻渡、住民と対峙しながらも、解決の道を探す日立鉱山の担当課長・加屋淳平を渡辺大が演じる。三郎と淡い想いを寄せ合う、淳平の妹・千穂を小島梨里杏、日立鉱山社長を吉川晃司、煙害への憤りを孫に託す三郎の祖父・兵馬を仲代達矢が担う。他にも、伊崎充則、螢雪次朗、小林綾子、石井正則、大和田伸也、六平直政、渡辺裕之、斎藤洋介ら実力派俳優たちが脇を固める。
解禁されたキービジュアルは、当時の高さ世界一を目指して建設された煙突を背景に、地元住民と鉱山会社側の立場の違いを示す、複雑な心境が読み取れる。場面カットは、井手と渡辺の堅い握手から、孫に思いを託す仲代達矢の姿など、これから待ち受ける試練に立ち向かっていくキャストたちの様子が切り取られている。
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2019/01/11