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【コミケ95】セブン銀行が利益度外視でイケメンATM提供、「今日くらいはいいんじゃないかな」

 世界最大規模の同人誌即売会『コミックマーケット95』(C95)が29日、東京ビッグサイトで開幕した。コミケでは毎回、付近のATMが少ないために、来場者や出展者がお金の管理に苦労する場面がつきもの。だが今回の冬コミでは、セブン銀行による車載の“イケメンATM”(『セブンコンシェルジュ』)が活躍。多くの人々が利用し、「とても便利」と感激していた。ATM出店の意図や反応をセブン銀行、セブン・ラボの西井健二朗氏に聞いた。

 コミケといえば、希望のグッズや同人誌を購入するために、多額の“軍資金”を持って来場する人がいることでも有名。ただ、途中でお金が足りなくなる来場者や、売上金を預けたい出展者がいても、常設ATMは西地区の展示場のみだったため、混雑は必至。とくに、一般出展者の多い東地区を訪れる人には、なかなか思うようにいかないのが現状だった。

 そんななか、今年夏に行われたC94で初出展したセブン銀行は、今回の冬コミから、実際に入出金ができる車型のATMを東地区に設置した。

 「夏は、ただのデモ機だったんです。2千人くらいの方に試していただいたんですが、『実際に現金が下ろせたらすごく便利なのでは?』という声を多くいただいて。今回、運営に交渉して、前例がないとは言われつつ検討していただき、準備しました。車は、災害のときのために用意していたものを使用しています」

 実際、現地での反響はどうか?

「午前中からかなり稼働していました。午前中に軍資金がなくなるとは…コミケのパワーにはびっくりですね。午後になると、売上を預けにくるサークルさんもいらっしゃると思います。『東エリアに来てくれてめっちゃ便利』と感想をいただくので、やって良かったなと」

 もちろん、防犯や現金の補充についても対策済みだ。

 「防犯対策はALSOKさんにお願いしていて。また、現金がなくなったら補充できるように準備をしています。コミケだけに、1万円札で下ろすよりも千円札があったほうが便利なため、9千円で下ろす人も多いようです。終わってみないとわかりませんが、もしかしたら千円札が足りなくなる、という可能性はあります」

 セブン銀行といえば、声優によるイケメンの声が対応してくれる『セブンコンシェルジュ』搭載のATMが話題になったが、今回のATM車両もその一環だ。

 「声優の声を聞くには、セブン銀行のカードが必要で、他のカードの場合は最初の『いらっしゃいませ』の声だけになります。こちらのイケメンATMについては、今後は声の出し分けも考えており、次の世代のATMに切り替えるタイミングで検討できればと思っています」

 引き出しの利用が多いようだが、銀行の利益を考えるならば、本来は預けてもらうほうに重点を置くのではないだろうか?

 「今回ばかりは切り離して考えています。現在は、利便性のための実験段階。年に2回ですし、今日くらいはいいんじゃないかなと考えています」

 もちろん、プロモーションの側面もあるだろうが、このように利益を度外視し、来場者の利便性のために動いたセブン銀行。イケメンATMだけに、その心意気はまさに“男前”だ。今後、コミケだけでなく、災害時などにも今回のノウハウが生かされることを願いたい。



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