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【コミケ95】“ノロ患者”情報の真偽は? 場外救護担当者が注意喚起「慌てずスタッフに報告を」

 世界最大規模の同人誌即売会『コミックマーケット95』(C95)が29日、東京ビッグサイトで開幕した。今回も多くの来場者が予想される冬コミだけに、風邪やインフルエンザ、感染性胃腸炎など、人ごみならではの心配もある。運営からも事前に注意喚起がなされていたが、一部SNSでは「ノロ患者が襲来か?」との声もあり、混乱が見られるようだ。実際の様子について、現地の場外救護担当者に話を聞いた。

『コミックマーケット95』(C95)は29日から3日間開催される (C)oricon ME inc.

『コミックマーケット95』(C95)は29日から3日間開催される (C)oricon ME inc.

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 開幕した29日は、早朝こそ氷点下だったものの、開場時間の10時前後には晴天、気温は7度と、心配されたほどの寒波の影響は感じられない。そんななか、長蛇の列を作り入場した人々、さらに現地には行けない待機組に、あるツイートが衝撃をもたらした。いわく、会場近くで吐いた人を目撃、ノロの疑いがあるのでは? というもの。現状ではこの目撃情報の真偽は定かではないものの、SNSでは「本当だったら怖い」「人が多いからウイルス持ってる人もいそう」「バイオテロだ!」と、多くの人が不安を抱いたようだ。

 コミケの場外救護担当者によると、「運営本部からノロやインフルエンザ患者についての情報などは、現状はない」とのこと。「吐しゃ物の情報などはあるが、正直『昨日飲みすぎましたか?』という人が多い。茶色い物体(排泄物)もあったり、ツッコミどころが多いようです」と現状を語る。

 コミケには医療スタッフが待機しているが、「細菌の検査などは現場ではできないため、仮にノロやインフルの患者がいても、判明するのは2日後くらいになる」ということで、現時点での判断は難しい。「現状では、カタログにある対策を各自がしてほしい。吐しゃ物などを見かけたら、慌てず近くのスタッフに報告してください」とのこと。来場者としては、手洗い、うがい、マスクの着用、消毒、見かけても近づかない、といった対策で身を守るしかないようだ。

 また、担当者は、そういった疾病の疑いがある人へも注意を送る。「毎年いるのが、『インフルだけど熱が下がったから来ました』『ノロだけど吐ききったから来ました』というセルフジャッジの人。せっかくのコミケなので、そういった方は自宅で療養してほしいのですが、そうは言っても来ちゃうんですよね(苦笑)」と、来場者の心情をおもんぱかりつつ、若干の諦めもにじませた。

 コミケカタログによると、2016年の冬コミ(C91)で感染症が流行したことを受け、翌年(C93)には啓もう活動に注力。その対策は功を奏し、感染症発症率がC91では42%だったのに対し、C93では15%まで低下したという。今回も、自らの身を守るため、他の人に移さないために、各自が気を付け、自衛することをお勧めする。

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