俳優の吉田栄作が来年1月19日スタートの日本テレビ系連続ドラマ『イノセンス　冤罪弁護士』（毎週日曜 後10：00）第1話にゲスト出演することがわかった。「えん罪」をテーマにした同ドラマで、自宅に放火した疑いをかけられた父親として阿蘇重雄役に起用。「えん罪は世の中に実際に存在しているし当事者にはいろんな思いがあると思うんです。だから自分がもしこの立場だったらと想像してリアリティーを生み出していこうと思いました」と役柄への思い入れを語った。

　有罪率ほぼ100％の日本の刑事裁判で、「えん罪」を晴らすのはほとんど“奇跡”といわれるなか、身近に潜むえん罪の犠牲となった弱き人々を救うため、主人公の拓が執念と「科学の力」を武器に事務所の仲間、同じ信念を持つ科学者やジャーナリストと共に逆転劇に挑むのヒューマンリーガルエンターテインメント。

　吉田演じる阿蘇は息子と病弱の妻がいながらもそのなかで自宅に放火したというあらぬ罪をきせられる…というキャラクター。演じるにあたり吉田は「警察の取り調べに対するやるせなさ、くやしさ、諦め、などがあると思うんですけど、監督が何度もリハーサルを重ねてくれたのでその世界観の中にスーッと入っていけたので良かったです」と手応えをにじませる。

　主人公の弁護士・黒川拓を演じる坂口について「一風変わった感じの役どころで、既存のものに同調しないというか、自分の志がこめられているなと思いました。彼も第1話だから手探りで大変でしょうけど、貫いて演じているなと感じました」と感心。「自分も20歳ごろから同世代が楽しめる作品に出演してきましたが、やはり年齢が上がってくると登場する場所や役割が変わってきますよね。イノセンスは自分と同年代の大人の視聴者の方もリビングで楽しめるしっかりとしたドラマになっていると思います」と自信をみせている。