俳優・佐野史郎(63)が17日、都内で行われた映画『おかあさんの被爆ピアノ』(2020年公開予定)製作発表会見に登壇。今年2月に急死し、親交の深かった大杉漣さん(享年66)から主演を引き継だことを明かし「漣さん、見ててください」とこの映画にかける想いを熱弁した。
キャスト陣のトークショーで五藤利弘監督が「最初のキャスティングでは大杉漣さんにお願いしていて、映画やドラマが落ち着いた5月ごろに広島に行きましょうという話しをしていたところでお亡くなりになり、佐野さんに主演をお願いしました」と説明。
佐野は「責任重大。漣さんとは共演が多かった。“漣&史郎”で吉祥寺でギターを演奏したこともありました。腹を割って話し合える数少ない俳優仲間だった」と大杉さんとの親交を語った。「昨年、沖縄返還の映画を一緒にやったのが最後。戦争の問題に関わることがお互い多かった。今回も、戦争で犠牲になられた方はもちろん、個人的にも漣さんの命を受け止めて、引き継ぎ、受け継いでいきたい」と今作にかける想いを話し、最後に「漣さん、見ててください」と天国の大杉さんへ熱い一言を述べて、トークショーを締めた。
同映画の主人公、ピアノ調律師・加川(佐野)は被爆二世。広島で被爆したピアノを持ち主に託され、自ら運転する4トントラックで全国を回っている。東京に住む江口菜々子(武藤十夢)は、母が被爆ピアノを寄贈していることを知り、被爆ピアノコンサートを観に行くことに。菜々子は音楽講師をしていた祖母(南壽あさ子)のことや、ピアノのことを知りたくなり広島へ。祖母が他界したのは2年前。しかし、5歳の頃にかわいがってもらって記憶を最後に、祖母との思い出がない。菜々子がルーツをたどり、被爆ピアノの活動をたどりながら何かを見つけていくストーリー。
映画は2019年初夏にクランクインし、2020年公開を予定している。同製作発表会見には武藤十夢、宮川一朗太、南壽あさ子、城之内正明、加川のモデルとなった被爆ピアノ調律師の矢川光則氏も出席した。
キャスト陣のトークショーで五藤利弘監督が「最初のキャスティングでは大杉漣さんにお願いしていて、映画やドラマが落ち着いた5月ごろに広島に行きましょうという話しをしていたところでお亡くなりになり、佐野さんに主演をお願いしました」と説明。
佐野は「責任重大。漣さんとは共演が多かった。“漣&史郎”で吉祥寺でギターを演奏したこともありました。腹を割って話し合える数少ない俳優仲間だった」と大杉さんとの親交を語った。「昨年、沖縄返還の映画を一緒にやったのが最後。戦争の問題に関わることがお互い多かった。今回も、戦争で犠牲になられた方はもちろん、個人的にも漣さんの命を受け止めて、引き継ぎ、受け継いでいきたい」と今作にかける想いを話し、最後に「漣さん、見ててください」と天国の大杉さんへ熱い一言を述べて、トークショーを締めた。
同映画の主人公、ピアノ調律師・加川(佐野)は被爆二世。広島で被爆したピアノを持ち主に託され、自ら運転する4トントラックで全国を回っている。東京に住む江口菜々子(武藤十夢)は、母が被爆ピアノを寄贈していることを知り、被爆ピアノコンサートを観に行くことに。菜々子は音楽講師をしていた祖母(南壽あさ子)のことや、ピアノのことを知りたくなり広島へ。祖母が他界したのは2年前。しかし、5歳の頃にかわいがってもらって記憶を最後に、祖母との思い出がない。菜々子がルーツをたどり、被爆ピアノの活動をたどりながら何かを見つけていくストーリー。
映画は2019年初夏にクランクインし、2020年公開を予定している。同製作発表会見には武藤十夢、宮川一朗太、南壽あさ子、城之内正明、加川のモデルとなった被爆ピアノ調律師の矢川光則氏も出席した。
コメントする・見る
2018/12/17