ダンス＆ボーカルユニットFANTASTICS from EXILE TRIBEが9日、東京・お台場のダイバーシティ東京プラザでメジャーデビューイベントを開催し、3000人を集めた。結成から2年で念願のメジャーデビューシングル「OVER DRIVE」を5日に発売。この日のイベントでは「OVER DRIVE」のほか、2曲を披露し集まった3000人を熱狂させた。

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　お台場名物の巨大なユニコーンガンダム立像の前での歌唱。なぜかメンバーはガンダムに手を振り、会場を笑わせた。リーダーの佐藤大樹（23）は「まだ2曲しかないので、来年1年はFANTASTICSという名前を知っていただいて、たくさん曲を作ってアルバムを作成して、いち早く単独ツアーができるようになりたいです」と思いを語った。

　囲み取材で佐藤と共にリーダーを務める世界（27）は「すごくたくさんの方に集まっていただいて光栄です」と感慨深げで、佐藤も「結成当時から武者修行をやらせていただいて、近い距離で踊るパフォーマンスをずっと大切にしてきた。デビューしてからも、初心に帰るようなステキなイベントができて光栄です」としみじみ語った。

　同グループは、2016年12月に結成。昨年12月には約3万人の中から選ばれた中島颯太（19）、八木勇征（21）のボーカル2人が加入し、メジャーデビューを目指し活動してきた。しかし、中尾翔太さんが胃がんのために3月から活動休止。闘病生活を続けたが7月6日に23歳で他界した。

　世界は「2018年はいろんなことがあった。出会いと別れ。メンバーの翔太がいなくなってしまって、僕たち自身も戸惑いながら武者修行をしてきた。でも、それを支えてくださっているのは、応援してくださるみなさん。より一層、みなさんに恩返しをして、翔太のためにも少しでも早く有名に」と無念の思いを口にした。佐藤も「本当は翔太も入れた9人でメジャーデビューすることが僕らの夢だった。それは残念ながらかなわなかった。でも、翔太がかなえたかった夢を、ここに残された8人で翔太の分もかなえていけるように」と中尾さんの思いも込めて飛躍を誓った。HIROからは「自分らしく等身大の姿で。とにかく気負いせずに、一生懸命、全力で」というメッセージももらったという。

　その後はFANTASTICSらしく笑いも交えたおもしろ会見に。出てみたい番組を問われると世界は「『しゃべくり007』とか。ハードル高いですけど、普段の楽屋は笑いの戦場か、というぐらい」と裏側を明かすと、佐藤は「そこまでは面白くない」と苦笑いでツッコミ。ただ、実態を問われると「男子高校生みたいな感じです」とぶっちゃけたが「こんなに多くの人の前でしゃべることはなかったのでド緊張です」と大汗をかいていた。

　囲み取材には木村慧人（19）、澤本夏輝（24）、堀夏喜（21）、瀬口黎弥（22）も参加した。