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『リーガルV』林遣都・高橋英樹・勝村政信、それぞれの新境地

 10月期、テレビ朝日系で放送中の木曜ドラマ『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』(毎週木曜 後9:00)が好調だ。視聴率も第2話で18.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、野球中継が延長して先週1日に第4話の放送が休止になっただけで大騒ぎ。出演する役者たちも「うまくアンサンブルが取れてきて、それぞれのキャラクターやくせをつかんで芝居ができるようになってきました」(勝村政信)と、絶好調のよう。ORICON NEWSでは、撮影現場で米倉涼子演じる主人公・小鳥遊翔子率いる「京極法律事務所」の代表弁護士・京極雅彦役の高橋英樹、弁護士・青島圭太役の林遣都、ヤメ検弁護士・大鷹高志役の勝村政信の3人を直撃した。

『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』出演中の(左から)勝村政信、高橋英樹、林遣都(C)ORICON NewS inc.

『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』出演中の(左から)勝村政信、高橋英樹、林遣都(C)ORICON NewS inc.

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――第4話の放送が休止になった際は、ネット上では「“ポチ”林遣都が観られず悲しみの声」と話題になりました。

【高橋】“ポチ”人気がすごいんですよ。あちこちでそういうニュース見たり、聞いたり、しましたよ。

【林】そんな…、英樹さんまで。でも、うれしいです。その…「ポチ」というポジションも与えていただいて(笑)。今、撮影は中盤から終盤にさしかかるくらいですが、米倉さんはじめこの『リーガルV』チームの現場にいる毎日が、もう二度とないと思うくらい幸せ。青島は、小鳥遊さんに代わって法廷に立つ重要な役どころですし、この先、ポチがどうなっていくか、最後まで見届けていただけたらと思います。

――高橋さんも、御年65歳にして超ピュア、時にはもうピュアを通り越して天然ボケな京極先生が今、ネット上でも「かわいい!」と話題になっています。

【高橋】私にとっても今までやったことのないキャラクター。「事件解決率100%」な役ばかりやってきましたので(笑)。この年になって違う自分を表現できるというのは、役者冥利に尽きますよね。面白いです。

――勝村さん演じる大鷹は「ヒマか?」と呆れるほど、ただ茶々を入れに来ているだけかと思ったら、第3話で大(?)活躍でした。

【勝村】3話が放送された後、個人的にもメールやLINEをたくさんいただきましたし、「たかたかコンビいいね」と言ってもらえたのはうれしかったですね。米倉さんと僕が出ていると、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』のイメージが湧くのは仕方ない。だからこそ、米倉さんとは、いままでとは違う感じが出せたらいいね、と話し合って、『ドクターX』でやっていたようなツッコミは入れないようにしています。

 ま、そうやって新たなキャラクターをどう作っていくか、それは僕だけでなく、キャスト全員が模索していた時期があって、最初はみんなガチガチだったんだけど、だいぶ自由になってきましたよね。うまくアンサンブルが取れてきて、それぞれのキャラクターやくせをつかんで芝居ができるようになってきました。だから第4話以降、ますます、面白くなっていくと思います。

――第1話、達筆で書かれた「無罪」の文字を道行く人たちに見せる京極先生の姿が、可笑しかったですね。

【高橋】京極は、法学者として教授になって弁護士資格は持っているけど実務経験はゼロの“ペーパー弁護士”。テレビで逆転無罪の判決のニュースを何度も目にして、きっと、ずっと、やってみたいと、密かに思い続けていた男だったんでしょうね(笑)。実は、あのシーンの撮影がすべての初日の最初のシーンだったんです。暑い時期でしたし、何度も階段から降りてきて、ヘトヘトになりました(笑)。ただ、台本をいただいてこのシーンの部分を読んだ時に、「超、面白い」と思いましたね。ここを中心に京極というキャラクターを作っていけばいいかな、と思ったんです。第2話、第3話でも少しずつ出していますが、実はいろいろな資格試験にチャレンジし、多くの資格を持っていて、その知識も役に立っていくので、楽しみにしていてほしいですね。

――林さんは米倉さんとは、映画『交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦』(2010年)以来、2度目の共演ですが、いかがですか?

【林】前回の共演は19歳の時でした。今回は、米倉さんと一緒のシーンが多く、「こいつダメだな」と思われないように、最初から頑張るだけでした。ただ、現場の雰囲気が誰に対してもウエルカムな雰囲気で、米倉さんの人柄もあると思うのですが、すっと混ざっていける感じで、のびのびやらせていただいてます。

【高橋】林君は、せりふがたくさんある時の緊張感と、せりふがまったくないときの空虚感の差が激しくて、面白いよね。緊張と緩和って大事だけど、いま、緊張しているな、いま、何も考えていないな、というのがはっきり見えて、かわいらしくもあり、ほほえましくもあり。

【林】第3話は勝村さん、第4話は高橋さんが、法廷に立って、僕は傍聴席で観ているだけだったんですが、撮影中なんだけど、撮影していることを忘れるくらい、お二人を見てしまったというか(笑)。お二人を見ていて得るものが多くて、気合をいれて第5話で再び青島が法廷に立つシーンに臨んだら、監督に「それ以上、青島は成長しないでくれ」って言われました。

――1週間、待ちに待った第4話が8日に放送されます。

【高橋】1週間おあずけなんて、持っているんだか、持っていないんだか、わかりませんが、楽しみにしてください。「異議あり!」と、これでもか、というくらい気持ち良く言わせていただきました。結果、どうなるのか(笑)。撮影も非常に面白かったですし、第4話の見どころはズバリ、高橋英樹演じる京極先生と思っていただいていいでしょう。

関連写真

  • 『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』出演中の(左から)勝村政信、高橋英樹、林遣都(C)ORICON NewS inc.
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