映画『くるみ割り人形と秘密の王国』（30日公開）のヨーロッパプレミアが現地時間2日、物語の舞台となったイギリス・ロンドンで開催され、主演のマッケンジー・フォイ、キーラ・ナイトレイら豪華キャスト陣が一堂に会した。

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　会場となった「ヴュー ウエストフィールド　ロンドン」では、劇中の世界観を彷彿とさせる煌（きら）びやかな装飾で“秘密の王国”を再現。世界各国から駆けつけた大勢のファン、報道陣が待ち受ける中、主演のマッケンジーは淡いピンクの“ロダルテ”ドレスで登場。シュガー・プラム役のキーラもシャネルの純白ドレス姿を披露し、大きな歓声を浴びた。

　カーペットでのインタビューに応じたマッケンジーは「ロンドンで撮影が行われたこともあり、この場所で映画が公開されることはとってもエキサイティングなことです」と大興奮。封切りを直前に控えて「すべての人に向けられた特別な何かが存在していて、誰もが楽しめる要素があるので、ずっと愛され続ける作品です」と自信を持ってアピールした。

　キーラも「映画のセットデザインは素晴らしいし、衣装やメイクも華やかだから、映像は本当に美しく、ストーリーも家族そろって楽しめると思うわ」と魅力を熱弁し、共演したマッケンジーについて「彼女は人の目を惹く魅力を持ち、愛らしく、そして努力家なの。私は彼女の大ファンよ！」と賞賛の言葉を送った。

　ディズニー・スタジオが実写化した「くるみ割り人形」は、約200年前にドイツで生まれた童話からクラシック・バレエへと展開され、チャイコフスキーによる音楽や、多くの舞台や書籍など様々な形で時代を超えて愛され続けてきた、まさに不朽の物語。ディズニー・アニメーション『ファンタジア』でも描かれたこの物語の実写映画化を手がけるのは、『ギルバート・グレイプ』『ショコラ』、そして近作『僕のワンダフルライフ』などで知られるラッセ・ハルストレム監督。ファンタジーのディズニーと名匠がタッグを組んだ。