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【京都国際映画祭】矢部太郎『大家さんと僕』の完結誓う 印税入るも預金残高は「怖くて見れない」

 お笑いタレントの東野幸治、お笑いコンビ・カラテカ矢部太郎が13日、京都市内を中心に開催中の『京都国際映画祭2018』(14日まで)内で特別企画『カラテカ矢部×東野幸治スペシャル対談』に参加。矢部は大家さんの死去後から『週刊新潮』での連載が休止中のコミックエッセイ『大家さんと僕』の完結を約束した。

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 矢部と大家のおばあさんとの交流を描いた同作は昨年10月に新潮社より発売。実話に基づいた心温まるエピソードが「ほっこりする」と話題を呼び、ロングセールスを記録した。今年4月には芸人として初、プロの漫画家以外でも初となる朝日新聞社主催『手塚治虫文化賞 短編賞』を受賞している。同映画祭で開催された『大家さんと僕』の特別展にあわせてトークショーが行われた。

 父・やべみつのりが絵本作家という影響もあり「描くのは昔から好きだった」ことや、大家さんとの出会い、次第に交流を深めていったことをトーク。鹿児島・知覧に旅行に行った話はしんみりさせつつも東野と矢部の当意即妙な掛け合いに笑いを巻き起こした。

 同書の発売について矢部は「すごく喜んでくださった。『矢部さん、大きな仕事をされましたね』と。自分の漫画ということより、僕が書いたこを喜んでくださった」と大家さんの反応を明かした。ただ、1番よかった点については「帯に書いてある糸井重里さんの推薦の言葉がよかったわ」と大家さんらしい反応を明かし、笑わせた。

 そんな愛すべき大家さんは今年8月に死去。矢部は「骨折されちゃってからは…」と体調が徐々に悪くなっていったという。「お見舞いに行ったりするときに(週刊新潮での)連載の原稿をわたしたりしていた。大家さんにとっても励みになるし、僕も見てほしいことが描くモチベーションでした」と振り返る。現在は連載を休止中。それでも「絶対に書き終えたい。聞いて書きたい話もいっぱいある」と亡き大家さんに完結を誓っていた。東野は「大家さんにとっても矢部くんとの出会いがよかったかと思う」と背中を推していた。

 東野らしくない、いい話を引き出し続けたが、トークショー終盤に「そろそろお金が入ってくるころじゃないですか」と下世話な直球質問。発売から1年が経過しており、東野は「僕は知ってます。もう(印税が)入ってます」と逃げ道を塞いだが、矢部は「怖いんです。ずっとお金なく生きているから。まだ(預金残高を)見れないです…」と告白。「宝くじに当たって人生が…、とかよく言うじゃないですか。だから怖くて見れない。心の準備が…」とお金に対する恐怖心が勝っていることを明かし、生活レベルを変えないことも約束した。

 発売当初からヒットを予測していた東野はドラマ化や映画化されると断言。東野は「どう考えても、めちゃくちゃいい話。1つ計算が狂ったのは樹木希林さんがお亡くなりになった。(大家さんを)樹木希林さんにやってほしかったなぁ」と寂しそうに語った。一方の矢部は「僕はアニメにしてほしい」と願望を語った。

 同映画祭は、1997年から開催されてきた京都映画祭の伝統と志を引き継ぎ、2014年に誕生し、今年で5回目。「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに、映画以外にもアート、パフォーマンス、工芸などさまざまな分野を対象に展開する。今年のキャッチコピーは「京都上映中。」。映画部門では、京都を代表する巨匠、中島貞夫監督の20年ぶりの長編最新作『多十郎殉愛記』がワールドプレミア上映される。



関連写真

  • 『京都国際映画祭2018』内の特別企画『カラテカ矢部×東野幸治スペシャル対談』に参加した矢部太郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 『カラテカ矢部×東野幸治スペシャル対談』で大家さんがお気に入りだった明太子の絵を見せる矢部太郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 『京都国際映画祭2018』内の特別企画『カラテカ矢部×東野幸治スペシャル対談』に参加した東野幸治 (C)ORICON NewS inc.
  • 『京都国際映画祭2018』内の特別企画『カラテカ矢部×東野幸治スペシャル対談』で東野幸治(右)に「先生」と紹介される矢部太郎 (C)ORICON NewS inc.

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