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木島ユタカ、欧米民謡を「和」に仕上げた秀作

 三味線シンガーの木島ユタカが、10月10日も新アルバム『和のこころ3〜ひといきつきながら』をリリースする。スコットランドをはじめ欧米の民謡を現代風にアレンジした曲に、独自の詞を掛け合わせることで全く新しい世界観を作り上げた。及川眠子氏や音楽プロデューサーの伊秩弘将氏らから詞の提供を受けるなど、“和のこころ”を歌う秀作だ。

3枚目のアルバムで自ら作詞するなど、精力的に活動を続ける木島ユタカ

3枚目のアルバムで自ら作詞するなど、精力的に活動を続ける木島ユタカ

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「昨年から取り組んできた『海外民謡のリノベーション』は、今回のアルバムでまた一歩踏み込んだチャレンジが出来た」と木島。海外民謡の情緒的な曲調に新しいメロディーを加え、現代ポップスの匂いを感じさせる。より分かりやすく仕上げられたアルバムだ。前作『和のこころ2』に引き続き参加した及川氏、伊秩氏らには「ヒット感覚を知るお二人との作品作りはとても刺激的で、ほんの少しの音作りや言葉選びの違いで曲の聴こえ方がこれほど違うものなのか」(木島)と、勉強になったという。

 今作では自ら作詞にもチャレンジした。「二人の兄との子供のころの思い出を浮かべながら書いた」という「けんかみち」。原曲のスコットランド民謡を明るくポップな曲調に、年を重ねるにつれて感じる男三兄弟ならではの機微、面白みを表現した。

 全8曲中、オリジナルは2曲。リード曲でもある「ひといきつきながら」と「十六夜」は、木島特有の歌声や音楽性を感じさせる、このアルバムの核をなす曲だ。

◇10月10日 トンボリフェス出演(大阪 @道頓堀ZAZA)

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