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【詐欺メイク】”整形級メイクの達人”斎藤綾乃が明かす苦悩「家族の前でもすっぴん見せられず…」

 すっぴんと化粧後の顔がまったく違うとメディアでも話題になっている“詐欺メイク”。自分のコンプレックスを隠せるメイクとして、そのテクニックを取り入れる女性も増えている。彼女たちの詐欺メイクはどのようにできあがっていったのか。今回は『Scawaii』(主婦の友社)の元読者モデルで、自身が表紙となったScawaiiメイクムック本が100万部のヒットを遂げたセルフメイクアーティスト・斎藤綾乃に詐欺メイクを始めるきっかけとなった出来事やメイクに対する思いについて聞いた。

■「今の彼女、ブスじゃね?」通りすがりに聞こえてきた心ない声に傷ついた

――メイクを始めたきっかけは?

【斎藤綾乃】メイクを始めたのは高校1年生のときです。久しぶりに会った友人が二重まぶた化粧品でくっきり二重を作ってかわいくなっていて。もともと一重だった私は、とくに一重がコンプレックスだと感じていたわけではなかったのですが、その時初めて「一重って変なのかな…?」って疑問を抱いたんです。

――斎藤さんも化粧で二重にしていたんですか?

【斎藤綾乃】初めは、二重まぶた化粧品で目を二重に、目を大きく見せるためにまつげの際にアイラインを引いていました。二重まぶた化粧品を使ったときの「こんなに変わるんだ!」という衝撃は今でも忘れられません。でも一重の場合はいくらアイラインを太く引いても、目を開けるとまぶたの厚みで埋もれて見えなくなってしまって。目の幅と同じくらい太くアイラインを引いたこともありました。ある日、母親に「下向いたときの顔が怖いよ」と指摘され、はじめて自分の化粧のやばさに気付いたんです。

――どうやってメイクを上達させていったんですか?

【斎藤綾乃】私はメイクよりも先にファッションに興味がある子どもで。当時、若槻千夏さんが立ち上げたブランドに一目ぼれして、その洋服が似合う顔になりたいとメイクを研究するようになりました。カラーコンタクトを入れたり、つけまつげを付けたり。純粋にメイクを楽しんでいましたが、同時にすっぴんと化粧後の顔にどんどん差がついていることも分かっていました。当時付き合い始めた彼氏にも、なかなか自分のすっぴんを見せることができないでいたんです。

――すっぴんを見せるのに、どのくらい時間がかかったんですか?

【斎藤綾乃】1年半ぐらい隠し通していました(笑)。これ以上隠しきれないと、勇気を振り絞って「実は一重だったんだ」とすっぴんを見せたんです。優しい彼は「変わらないよ」と言ってくれて。すっぴんも見せられるようになって、家の近くのコンビニにすっぴんで彼と出掛けたことがあったんですけど、向かいから歩いてきた男性二人組がすれ違いざまに私の顔を見て「今の彼女、マジブスじゃね?」と笑われてしまって…。彼の前で言われたことがすごく恥ずかしかったし、言葉が心にグサッと突き刺さりました。

■かわいくなるためのメイクが、気づくと“すっぴんを隠すため”になっていた

――当時どのような心境でしたか?

【斎藤綾乃】それ以来、家の近くでもすっぴんで歩けなくなりました。家族にさえすっぴんを見られるのが嫌で、お風呂の時間以外はずっと化粧で二重にして過ごすほどで。以前はかわいくなるために化粧をしていたけど、気づけばすっぴんを隠すためにメイクをしていました。当時はとにかく濃いメイクで、つけまつげを2枚重ねて、目の周りは真っ黒。化粧が薄いとブスだと言われ、濃くするとケバい、ヤバいと言われ、どうしたらいいかわからなくなっていましたね。

――ご自身のメイクにもさまざまな変遷があって、今があるんですね。

【斎藤綾乃】とにかく自分のメイクを研究する日々でした。メイク後の顔を鏡で見て、さまざまな角度からどのように映るかを確認して。雑誌『Scawaii』のメイクムック本でメイクを披露しないかという話をいただいたのはそのタイミングでした。自分のすっぴんを誌面にさらけ出すのは勇気が必要だったけど、自分が雑誌の表紙を飾れるんだという喜びの気持ちのほうが勝っていましたね。

――“詐欺メイク”で話題になって、実際の反響はいかがですか?

【斎藤綾乃】雑誌が発売されて、さまざまなメディアで取り上げてもらって。気づけば“整形級メイクの達人”や“すっぴんシンデレラ”と肩書きが付けられていました。YouTubeにメイク動画をあげていて、賛否含めてさまざまな声が届きますけど、「綾乃ちゃんのおかげでかわいくなれた」という声を聞けるのが今は一番うれしいです。


■“メイク”と“洋服”の知識をつなげ、自分にしかできないことをやりたい

――斎藤さんにとって詐欺メイクとはどのようなものですか?

【斎藤綾乃】自分を信じるための一歩です。詐欺メイクをすることで、嫌いだった自分を少しずつ好きになることができたからです。

――今後の目標は?

【斎藤綾乃】メイクのほかに主軸にしているのが、洋服です。「Aschrank」という自分のブランドを立ち上げました。自分で買い付けたり、服をデザインしたり、大好きな服に関わる仕事ができています。今後はメイクと洋服から得た知識を複合的に活用して、私にしかできないことを成し遂げられたらと考えています。



関連写真

  • 斎藤綾乃、詐欺メイクですっぴんから”ハーフ顔”に(撮影:岡田一也)
  • 眉上に青み(剃り跡)がある場合、オレンジ色のチークで消すことができる(撮影:岡田一也)
  • ”ハーフ顔メイク”を披露した、斎藤綾乃(撮影:岡田一也)

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