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くりぃむしちゅー、1年3ヶ月ぶりANNに独占密着 リスナーと作り上げる“深夜の悪ふざけ”

 8月31日深夜、1年3ヶ月ぶりに復活を果たしたラジオ番組『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送 深1:00〜3:00)。「163回目のレギュラー放送」となった今回、ORICON NEWSでは生放送の現場での独占密着取材を敢行。有田哲平(47)、上田晋也(48)とリスナーたちによる“深夜の悪ふざけ”の魅力を探った。

くりぃむしちゅー、1年3ヶ月ぶりANNに独占密着 (C)ORICON NewS inc.

くりぃむしちゅー、1年3ヶ月ぶりANNに独占密着 (C)ORICON NewS inc.

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 深夜1時ちょうど、有田が「いや、まいったね」というおなじみのフレーズを発すると、上田が「そんなにまいって、お前は清水寺か!」とすかさず“例えツッコミ”。有田がNHKで放送中の連続テレビ小説『半分、青い。』に出演中であることから、冒頭からその話題になるかと思いきや、2人が通っていた熊本県立済々黌高等学校の近くにあった中華料理店のエピソードを30分近くトークしていった。

 これも2人とリスナーたちが作り上げていった空気なのか。有田と上田の“高校時代の思い出話”であるにもかかわらず、なぜか自分も知っていたような気持ちになり、2人が店主の物まねをすると、声を上げて笑ってしまう。そんな中、有田が番組タイトルをコールすると、上田晋也も「『半分、青い。』の話は?」と絶叫しながら、163回目のレギュラー回が幕を開けた。

 番組中盤には、熊本地震復興のために2016年6月から月1ペースで続けているチャリティートークライブに関する重大なお知らせが。9月10日に、2度目の熊本県庁訪問を行い、募金額を届けに行くことが明かされるも「トークライブも引き続きやっていきます」と今後も継続していくと宣言した。

 その後も「ツッコミ道場! たとえてガッテン!」「有田哲平の魂のリクエスト!」といった名物コーナーが行われたが、常に笑いっぱなしであっという間に2時間の放送もエンディングに。164回目のレギュラー回を誓って、放送を終えたばかりの2人に、インタビューを行った。


――1年3ヶ月ぶりの放送を終えて?

【上田晋也】一昨年、7年半ぶりに放送した時は、正直当時のことを何も覚えてないくらいの感じでしたけど、今回はある程度「ここでこんな感じだったな」とか「こういうコーナー進行だわな」というのがあったので、2〜3ヶ月ぶりにやるくらいの感じでした。

【有田哲平】あっという間でしたよね。自分の体感では15分くらいしかやっていないような(笑)。なんでしょうね、今僕が47歳で、上田さんが48歳ですけど、その年齢の人たちがやるラジオじゃないなと(笑)。どんどん悪くなっているんじゃないかな。

【上田】いろんな分野が進化していっているのに、ここだけが退化しているのよ。ダーウィンもここ見たら「退化論」唱えるよ。

【有田】(笑)。僕はNHKの朝ドラに出させてもらって、一回り大きくなったなと思って、きょう臨んできたんですけどね…。何ら変わってなくて「ババア(くりぃむの元マネージャーで、現在は所属事務所の代表取締役である大橋由佳氏)がどうした」とかの話題で盛り上がって、ひどかったなと。でも、それを喜んじゃっているわけですからね(笑)。

――ブースに入ると、悪ふざけスイッチが入る?

【有田】送られてくるはがきやメールもひどいですからね(笑)。

【上田】まぁーな。でも、その雰囲気はこっちが作り上げたからな。

【有田】リスナーたちが勝手に、僕らが済々黌高校でやっていたこととかを知っているわけじゃないですもんね。オレらがしゃべったことをベースにして、ネタを送ってきているわけですから。

――高校時代の話などをリスナーも「部室」で共有しているような感覚が魅力?

【上田】どうなんでしょう(笑)。果たして、この番組に魅力はあるんですかね…。

【有田】今、思ったんですけど、チャリティートークライブで桃花園(番組で話題になった中華料理店)の話はしないですね(笑)。こんなの伝わるわけじゃないじゃんと思うんだけど、なぜかラジオだったらオープニングでその話を30分以上もしてしまうんですよ(笑)。

――チャリティートークライブについて

【有田】熊本のチャリティーを目的としていますが、内容はひどいですよ。ちょっと放送では流せないような話をしていて、日頃のストレスとかをぶちかましたりしているんですけど、目的はチャリティーなので。トークライブという形だと、一気に東京ドームで何万人集めてやるっていうわけにはいかないので、本当にコツコツと…。今30回くらいやりましたけど、200〜300人くらいの規模でずっと続けていけたらいいなと考えています。

――次回の放送に向けて、すでに動き出しているリスナーもいるのでは?

【有田】動き出すってどういうこと(笑)。聴くっていうことでしょ(笑)。

【上田】ネタの構成を考えたりしてくれるのかもしれないですけど、どうせ同じようなネタしか送ってこないだろうな(笑)。本当は、昔聴いた人しかわからないっていうのもありつつ、新規リスナーの方にも興味を持っていただくということが一番バランスいいと思いますけど、どうしても昔聴いてくれていた人たちが今も聴いているという比率が圧倒的に多いでしょうから。

【有田】今回の放送では、僕らの昔やっていた漫才をパロディーにしたネタとかがあって、本当になつかしかったから、当時のネタを覚えている人は「お前ら、テレビでこんなネタやっていたぞ」とかでもいいから、台本みたいなのを作って送ってきてくれたら本当にありがたいなと(笑)。ラジオだからこそできるネタ祭り。それをちょっとやってみたいです。

――次回を楽しみにしているリスナーにメッセージを

【上田】次回は、ちょっと良識のある大人の方にも聴いていただけるような内容にするつもりなんで、とりあえず全員ラジオネームを一考していただいて、こちらも厳しく取り締まっていこうかなと思います。下ネタとかのラジオネームの人は一切読まないので、それでも送ってくるという人は読まれない覚悟をしておいていただきたいですね。これは『知ってる? 24時。』(2003年3月末から05年6月末まで、上田がパーソナリティーを務めていた同局の番組)の時代から言っているんですけどね…。

【有田】今までの復活は、何かのきっかけでやっていますから、本当はもうちょっと頻繁にやれるんだったらやってもいいなという気持ちはあります。ただ、きょうの放送も何回も繰り返して聴いてくれる人がいるのかなと思うと、反省しかないですよ(笑)。まぁーでも、とりあえずまたやりますので、その時は聴いてもらえたらうれしいです。

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