「もし自分が死んだら、デジタルデバイスに残したデータをどうすればよいか?」。スマホがないと生きていけない、そんな世の中になりつつある今、なんともタイムリーなテーマを、山田孝之と菅田将暉のコンビで描く連続ドラマ『dele(ディーリー)』(毎週金曜 後11:15〜深0:15 テレビ朝日系※一部地域を除く)。第5話は、ゲストに柴咲コウ、橋本愛、渡辺大知(黒猫チェルシー)、パリコレデビューを果たしたモデル・朝比奈秀樹など、出演者が話題になっている。
依頼人の死後、不都合なデジタル記録を“内密に”抹消するサービスを提供する会社「dele. LIFE」を営む坂上圭司(山田)と、そこで働く真柴祐太郎(菅田)が、依頼人の「デジタル遺品」をめぐって、さまざまな問題に巻き込まれるオリジナル作品。1話完結型形式で、第1話では警察官の不正を暴き、第2話では父と娘の相克が描かれ、第3話では過激派に公安のエス(スパイ)、第4話では元天才超能力少年が登場した。
デジタルデバイスを使っている人なら誰でも依頼人になれるわけで、人それぞれ、消したいものは十人十色、なぜ、それを消したいと思うのか(消したいもの以外は残したいのか)も千差万別。無限にストーリーが作れそうだ。
第1話の依頼人は、でっち上げ記事ばかりを書いていたけれど、息子に誇れるような仕事をしようと思っていた父親だったし、第2話の依頼人は、理想を押し付けるばかりでありのままの自分を認めてくれなかった父親に反発した娘だった。目のつけどころは“最先端”だが、人間が丁寧に描かれていて、はやりに左右されない普遍性もあるから、面白い。
このドラマの原案・脚本は、『ストレイヤーズ・クロニクル』や『真夜中の五分前』、『at Home』など、著作が次々と映画化されている小説家の本多孝好氏が手掛けている。それも2年以上の歳月をかけて作り上げてきたものがいま、放送されているそうだ。
24日放送の第5話は、その本多氏の脚本回(第1話以来)で、主人公の圭司と祐太郎のバックグラウンドにも一歩踏み込んでいく。圭司は元恋人・沢渡明奈(柴咲)と1年ぶりに再会する。2人はいつ頃出会って、どうして別れてしまったのか、それなのに1年ぶりに会う約束をしていたのはどういうことなのか。それは、2人の会話からなんとなくわかってくる。
一方の祐太郎は、死後削除を依頼していた天利聡史(朝比奈秀樹)の安否を確認しにいった先で、聡史の幼なじみで婚約者だという楠瀬百合子(橋本愛)と出会う。聡史は不慮の事故で意識不明になっていた。百合子の聡史対する強い愛情を感じ取った祐太郎は、彼女の心を救いたい一心で、聡史の親友・宮田翔(渡辺大知)と接触する。
実は、圭司以上に謎が多いのが祐太郎。素直で無邪気。人懐っこく、誰からも好かれるが、自分のことを聞かれたり、話したりするのが苦手なよう。今回、百合子の問いかけに答えて、自分のことを少しだけ話す。ただ、それが今の祐太郎とどうつながっているのか、いろいろ考えられる絶妙な打ち明け話となっている。
元恋人の出現で人間くささが増し増しになる圭司に対し、他人のために行動する祐太郎はますます“天使”に見えてくる第5話。緊張と緩和が目まぐるしく繰り返される中、描き過ぎずに「想像してね」というところと、唐突なようでいて実はそうではなかったことに後から気づく緻密さもあり、できれば番組の最初から俳優たちの細かな芝居に目を配りながら見ると、最後の最後のオチがいっそう楽しめるかもしれない。
依頼人の死後、不都合なデジタル記録を“内密に”抹消するサービスを提供する会社「dele. LIFE」を営む坂上圭司(山田)と、そこで働く真柴祐太郎(菅田)が、依頼人の「デジタル遺品」をめぐって、さまざまな問題に巻き込まれるオリジナル作品。1話完結型形式で、第1話では警察官の不正を暴き、第2話では父と娘の相克が描かれ、第3話では過激派に公安のエス(スパイ)、第4話では元天才超能力少年が登場した。
第1話の依頼人は、でっち上げ記事ばかりを書いていたけれど、息子に誇れるような仕事をしようと思っていた父親だったし、第2話の依頼人は、理想を押し付けるばかりでありのままの自分を認めてくれなかった父親に反発した娘だった。目のつけどころは“最先端”だが、人間が丁寧に描かれていて、はやりに左右されない普遍性もあるから、面白い。
このドラマの原案・脚本は、『ストレイヤーズ・クロニクル』や『真夜中の五分前』、『at Home』など、著作が次々と映画化されている小説家の本多孝好氏が手掛けている。それも2年以上の歳月をかけて作り上げてきたものがいま、放送されているそうだ。
24日放送の第5話は、その本多氏の脚本回(第1話以来)で、主人公の圭司と祐太郎のバックグラウンドにも一歩踏み込んでいく。圭司は元恋人・沢渡明奈(柴咲)と1年ぶりに再会する。2人はいつ頃出会って、どうして別れてしまったのか、それなのに1年ぶりに会う約束をしていたのはどういうことなのか。それは、2人の会話からなんとなくわかってくる。
一方の祐太郎は、死後削除を依頼していた天利聡史(朝比奈秀樹)の安否を確認しにいった先で、聡史の幼なじみで婚約者だという楠瀬百合子(橋本愛)と出会う。聡史は不慮の事故で意識不明になっていた。百合子の聡史対する強い愛情を感じ取った祐太郎は、彼女の心を救いたい一心で、聡史の親友・宮田翔(渡辺大知)と接触する。
実は、圭司以上に謎が多いのが祐太郎。素直で無邪気。人懐っこく、誰からも好かれるが、自分のことを聞かれたり、話したりするのが苦手なよう。今回、百合子の問いかけに答えて、自分のことを少しだけ話す。ただ、それが今の祐太郎とどうつながっているのか、いろいろ考えられる絶妙な打ち明け話となっている。
元恋人の出現で人間くささが増し増しになる圭司に対し、他人のために行動する祐太郎はますます“天使”に見えてくる第5話。緊張と緩和が目まぐるしく繰り返される中、描き過ぎずに「想像してね」というところと、唐突なようでいて実はそうではなかったことに後から気づく緻密さもあり、できれば番組の最初から俳優たちの細かな芝居に目を配りながら見ると、最後の最後のオチがいっそう楽しめるかもしれない。
2018/08/24