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11歳の全盲少年ドラマー、Def Techと4年越しの約束 夢の共演に密着

 毎夏恒例日本テレビ系『24時間テレビ41 愛は地球を救う』(8月25日、26日)のytv発関西ローカル枠内で放送される予定の企画が決定。「11歳の全盲少年ドラマー 酒井響希」と題して、1歳10ヶ月の頃に病気で全盲になりながらもプロドラマーを目指す響希くんと、アーティスト“Def Tech”との出会い、この夏に実現した彼らの熱い共演の模様を、26日の午前11時27分から12時27分まで放送する。

11歳の全盲少年ドラマー、Def Techと4年越しの約束(C)ytv

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 1歳10ヶ月の頃、母の康子さん(40)が、響希くんの眼球に異変を感じ検査をしたところ、両眼性網膜芽細胞腫という小児がんが発覚し、その日のうちに、医師から「両目を摘出するしかない」と宣告。術後は朝も昼もわからず、口にしているものが何かも理解できないという2歳の少年には苦し過ぎる現実に、本人も家族も毎日、悲しみの淵にあったが、そんな絶望の日々の中で、救いになったのは「音」だった。

 テレビから流れる音楽に合わせ、家中の壁や柱などが傷だらけになるまで鉄製のマドラーで叩いた。本人が興味を持つものはできるだけサポートしたいとの思いから、両親は自宅に電子ドラムを購入し、響希くんも毎日うれしそうに叩いていたが、本格的にプロドラマーを志すようになったのは、Def Techとの出会いがきっかけだった。2013年12月20日。Def TechのMicroが彼に伝えたある一言が、彼の人生を変える。「4年後、Def Techのステージでドラマーとして共演しよう!」。

 その言葉は響希くんに“生きる意味”を与え、いつかDef Techと共演できる日を夢見て、今まで以上にドラムに熱中。プロドラマーを目指し、自宅にも防音設備を整えたドラムセットを設置し、プロの指導者にも教わるようになった。現在の腕前は各地の楽団から声がかかるほどにまで上達し、約束の言葉から、ちょうど4年が過ぎたこの夏、響希くんは遂に憧れのDef Techとの共演を果たす。大歓声に包まれた夢のステージで「音楽を通して同じような境遇の人に勇気を与えたい」と響希くんとDef Techが同じ熱い想いで演奏を披露する。

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