女優の前田敦子が、黒沢清監督の最新作『旅のおわり、世界のはじまり』(2019年公開)に主演することが9日、わかった。自身初となる海外・ウズベキスタンで長編映画のオールロケを敢行し、きょう7月10日に27歳の誕生日を迎えた前田は「AKBとして7年、AKBを卒業して今年で6年。丁度半分くらいのところにきて、今回、女優としてすごく良い経験をさせてもらい、幸せだと思えるところまでたどり着いたと思っています」とコメントを寄せた。
同作は、日本とウズベキスタンの国交樹立25周年、ナボイ劇場完成70周年記念の国際共同製作作品。黒沢監督によるオリジナル脚本となり、日本のテレビバラエティー番組のクルーと共に取材のためにウズベキスタンを訪れた女性レポーター・葉子(前田)が、現地のコーディネーターや異文化の人々との交流によって新しい世界を開き、成長していく姿を描く。ウズベキスタンでの撮影は今年4月30日からスタートし、5月29日にクランクアップを迎えた。
前田が映画主演を務めるのは、黒沢監督がメガホンをとり、ロシア・ウラジオストクでオールロケされた中編『Seventh Code』(2014年)以来。出演予定だった黒沢監督の日中合作映画『一九〇五』が2013年に製作中止になった経緯があり、前田は「『一九〇五』のお話をいただいてから6年経ち、黒沢監督の作品で主演をつとめるのは、私にとっても一番の夢でした」と今回のタッグに大喜び。「ウズベキスタン現地へ行く前は、すごく構えてしまっていたのですが、驚くほど良い所だと思いました。街の人たちも、本当にいい人で、言葉が通じなくても、この国なら生きていけると、異国で初めて思いました」と話す通り、現地の人々と笑顔で交流する写真が公開された。
黒沢監督は「かつて『Seventh Code』でミュージックビデオの監督の依頼を受けた際に、秋元康さんが『前田敦子を東アジアでもなく欧米でもなく、その間あたりの日本から近いようで遠い文化に置くと、彼女の個性がとりわけ際立つのではないでしょうか』とおっしゃっていて、実際この撮影時、ウラジオストクでの前田さんの存在感は強烈でした」と起用理由を説明。「役柄を一瞬で直感的につかんでその役のせりふなり、仕草なりを全く自然に表現できるのです。これは彼女の生まれ持った才能でしょう。つまり天才ですね」と女優としての才能を絶賛し、「若い頃からの訓練の成果なのか、仕事の現場では何ひとつ物怖じせず、躊躇(ちゅうちょ)もしません。そしてカメラに映ると、他の何物にも似ていない強烈な個性を発揮します。いやはや日本にも、ものすごい女優が出現しました」と感嘆している。
同作は、日本とウズベキスタンの国交樹立25周年、ナボイ劇場完成70周年記念の国際共同製作作品。黒沢監督によるオリジナル脚本となり、日本のテレビバラエティー番組のクルーと共に取材のためにウズベキスタンを訪れた女性レポーター・葉子(前田)が、現地のコーディネーターや異文化の人々との交流によって新しい世界を開き、成長していく姿を描く。ウズベキスタンでの撮影は今年4月30日からスタートし、5月29日にクランクアップを迎えた。
前田が映画主演を務めるのは、黒沢監督がメガホンをとり、ロシア・ウラジオストクでオールロケされた中編『Seventh Code』(2014年)以来。出演予定だった黒沢監督の日中合作映画『一九〇五』が2013年に製作中止になった経緯があり、前田は「『一九〇五』のお話をいただいてから6年経ち、黒沢監督の作品で主演をつとめるのは、私にとっても一番の夢でした」と今回のタッグに大喜び。「ウズベキスタン現地へ行く前は、すごく構えてしまっていたのですが、驚くほど良い所だと思いました。街の人たちも、本当にいい人で、言葉が通じなくても、この国なら生きていけると、異国で初めて思いました」と話す通り、現地の人々と笑顔で交流する写真が公開された。
黒沢監督は「かつて『Seventh Code』でミュージックビデオの監督の依頼を受けた際に、秋元康さんが『前田敦子を東アジアでもなく欧米でもなく、その間あたりの日本から近いようで遠い文化に置くと、彼女の個性がとりわけ際立つのではないでしょうか』とおっしゃっていて、実際この撮影時、ウラジオストクでの前田さんの存在感は強烈でした」と起用理由を説明。「役柄を一瞬で直感的につかんでその役のせりふなり、仕草なりを全く自然に表現できるのです。これは彼女の生まれ持った才能でしょう。つまり天才ですね」と女優としての才能を絶賛し、「若い頃からの訓練の成果なのか、仕事の現場では何ひとつ物怖じせず、躊躇(ちゅうちょ)もしません。そしてカメラに映ると、他の何物にも似ていない強烈な個性を発揮します。いやはや日本にも、ものすごい女優が出現しました」と感嘆している。
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2018/07/10