6月末『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』が世界遺産に正式認定されたことを受けTBS系『世界遺産』(後6:00)では同地方の潜伏キリシタン関連遺産特集を8日に急きょ放送する。昨年10月より同番組でナレーションを務める女優・杏(32)は自他ともに認める“歴女”だが、今回は新しく登録された日本の世界遺産を扱うのは初めてのこととなり、日本のテレビとして初撮影となる貴重な儀式の模様などに触れ、改めて感想を語ってくれた。
キリスト教が禁じられた17世紀から19世紀に信仰を密かに続けていた人々「潜伏キリシタン」による当時の独特の信仰を守り続けてきた「かくれキリシタン」。番組では今も長崎地方に点々と暮らすかくれキリシタンの「お水取り』という秘儀に密着するほか、現在も残る潜伏キリシタンの里・平戸の春日集落や五島列島の無人の離島に点在する潜伏キリシタンが遺したカソリック教会などキリシタンたちの痕跡をたどる。
「長崎に関しては子供のころに平戸に遠泳に訪れたり、ファッションショーで何度も長崎を訪れたりしていたので親しみのある地域」だという杏。「無人島がいくつも出てきて、いま一般観光客として行けるかどうかは調べていないのでわからないですが、映像で観ることができたのはすごくいい収穫でした」と話題の場所を一足先に満喫した。
テレビ初公開となる神聖な儀式を目の当たりにしたことで「(禁教期の)250年という時間は途方もなく長い。人の一生をはるかに超えていますよね。250年経てば終わると思って過ごしていた期間ではないので、文明開化が訪れてまったく禁じられていたものがオープンになって…という全部の価値観が覆される出来事があったんだなと。見つかったら拷問されたり一族根絶やしにされてしまうとか、今にはない危機感をずっと持ちながらそれでも信仰してきた人の思いに思いを馳せたいという気持ちになりました」と自然と背筋も伸びる。
「普段から、その場で同席していただいてるディレクターの方はその場にも逐一行かれているので、実際に『ここはこんなかんじなんですか?』とかマイク越しに聞いてみたりしています。今回は鹿がいるといっていた無人島には観光客はいけるのかなとか…」と“歴女”としての興味も刺激されたようだ。
ナレーション就任から半年以上が経ったが「口に出して言う言葉としても、視聴者の方が耳にする言葉としても普段は会話のなかで使わない言葉や単語や用語がパッとでてくることが多い。自然遺産でも文化遺産でも初めて話すことや初めて聞く言葉がすごく多いので耳なじみのない言葉を正確に伝えられるようにします」と心がけているそう。
現在は3児の母となったが、歴女ぶりは育児に少なからず影響も。「子供に関するものとか、江戸時代にどのような子育てをしていたのか、とか歴史のなかでもどういった感じで子育てや子供というものが関わったのかという視点が加わりました」。仕事と育児、そして趣味に、とは「なかなか思い通りにはいかない」と多忙な毎日。「旅行はおろか海外というのはなかなかない環境になったのでこの番組のなかでは、美しい世界各地の映像でいろいろな場所を案内させていただいているのはうれしいですね」と感謝していた。
キリスト教が禁じられた17世紀から19世紀に信仰を密かに続けていた人々「潜伏キリシタン」による当時の独特の信仰を守り続けてきた「かくれキリシタン」。番組では今も長崎地方に点々と暮らすかくれキリシタンの「お水取り』という秘儀に密着するほか、現在も残る潜伏キリシタンの里・平戸の春日集落や五島列島の無人の離島に点在する潜伏キリシタンが遺したカソリック教会などキリシタンたちの痕跡をたどる。
「長崎に関しては子供のころに平戸に遠泳に訪れたり、ファッションショーで何度も長崎を訪れたりしていたので親しみのある地域」だという杏。「無人島がいくつも出てきて、いま一般観光客として行けるかどうかは調べていないのでわからないですが、映像で観ることができたのはすごくいい収穫でした」と話題の場所を一足先に満喫した。
テレビ初公開となる神聖な儀式を目の当たりにしたことで「(禁教期の)250年という時間は途方もなく長い。人の一生をはるかに超えていますよね。250年経てば終わると思って過ごしていた期間ではないので、文明開化が訪れてまったく禁じられていたものがオープンになって…という全部の価値観が覆される出来事があったんだなと。見つかったら拷問されたり一族根絶やしにされてしまうとか、今にはない危機感をずっと持ちながらそれでも信仰してきた人の思いに思いを馳せたいという気持ちになりました」と自然と背筋も伸びる。
「普段から、その場で同席していただいてるディレクターの方はその場にも逐一行かれているので、実際に『ここはこんなかんじなんですか?』とかマイク越しに聞いてみたりしています。今回は鹿がいるといっていた無人島には観光客はいけるのかなとか…」と“歴女”としての興味も刺激されたようだ。
ナレーション就任から半年以上が経ったが「口に出して言う言葉としても、視聴者の方が耳にする言葉としても普段は会話のなかで使わない言葉や単語や用語がパッとでてくることが多い。自然遺産でも文化遺産でも初めて話すことや初めて聞く言葉がすごく多いので耳なじみのない言葉を正確に伝えられるようにします」と心がけているそう。
現在は3児の母となったが、歴女ぶりは育児に少なからず影響も。「子供に関するものとか、江戸時代にどのような子育てをしていたのか、とか歴史のなかでもどういった感じで子育てや子供というものが関わったのかという視点が加わりました」。仕事と育児、そして趣味に、とは「なかなか思い通りにはいかない」と多忙な毎日。「旅行はおろか海外というのはなかなかない環境になったのでこの番組のなかでは、美しい世界各地の映像でいろいろな場所を案内させていただいているのはうれしいですね」と感謝していた。
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2018/07/05