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葵わかな、朝ドラのトンネルを抜けた先で見えたもの 成長止めない合言葉は「常に打倒、今」

 濃厚な人物描写とリアルな手術シーンが大きな話題となっているTBS系連続ドラマ『日曜劇場「ブラックペアン」』(毎週日曜 後9:00)。その中で女優・葵わかな(19)が新人看護師役に初挑戦している。朝ドラ『わろてんか』主演後、同作が初の民放ドラマとなる葵は「自分の中でトンネルを抜けたような気がしました」と成長の実感を語った。

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■ブラックペアンで医療物に初挑戦 主演・二宮の空気感に感謝

 『ブラックペアン』へ出演が決まったときの感想を聞くと「朝ドラが終わったら、どんな作品に参加させていただけるのかなと思っていました。そうしたらドラマの中でも特殊で憧れていた医療物で新人看護師の役でした。専門職を描くから、私の中のイメージとして独特の世界を作るという意味で朝ドラのような時代物に近いかなと思いました。なので、朝ドラの次に医療物に取り組めるのはうれしいです」と笑顔で振り返った。

 同作は人気グループ・二宮和也が主演で“オペ室の悪魔”と呼ばれる外科医・渡海征司郎役を務める。天才的な手技(縫合技術)を持ちながら、傲慢(ごうまん)な性格と言動で周囲とのあつれきが絶えない役だが、実際の二宮はというと「二宮さんはブラックかホワイトかで言ったら、グレーです(笑)。『やってこうよ!』みたいな感じでも、『適当でいいよ』みたいな感じでもない。すごく独特ですね。竹内涼真さんとも話していたんですけど、二宮さんの醸し出す雰囲気が周りに、いい影響を与えてくださっています。とても大変なスケジュールなんですけど、みんな頑張れるのは二宮さんのおかげなんだろうなって思います。遠いわけでも、近いわけでもない。気づいたら、そこにある空気のような感じで周りを励まされています」。

 葵演じる花房美和と“バディ”的な間柄の研修医一年目の世良雅志は竹内涼真が演じる。4月に行われた『ブラックペアン』のプレミア試写会では役柄同様、息の合った掛け合いも見せていた。「涼真さんはスポーツマンっていう感じですかね。一生懸命で真っ直ぐな方という印象です」と話す。ムードメーカー的な役割を果たしているそうで「私だけじゃなくて、いろんな人にちょっかいをかけられてます。そうやって、みんなを元気にしてるんだろうなって思います」と竹内の雰囲気作りに感謝した。

■もはや特技のレベルに 手術シーンで神業披露中

 息をもつかせぬ、手術シーンが見どころの一つ。「ガウンを着せたり、汗を拭いたり、どれもゆっくりやっていてはいけない。セリフ中に終わらせないといけなかったりするので、そのスピード感が臨場感にも繋がっていると思うので、ミスできないなっていうドキドキ感があります。一つズレたら全部ズレちゃう。一つのピースにならなきゃっていう感じです」と撮影にかける思いを語った。

 何度も練習と本番を重ねるうちに“特技”も習得した。「ガウンをすごく早く着せられるようになったんです! きのうの撮影でも早すぎて、とても褒めていただきました」とにっこり。「(趣里演じる)猫田さんが手袋をはめるのと、私のガウンがいつも噛み合ってます! でも、先生が熱の入った会話をされているから、あんまり見ている人はいないと思うんですけど…」と陰ながら神業を披露していることを明かした。

 撮影を臨むにあたり準備も入念で、手術看護の専門誌『OPE NURSING』を購入したという。「器械出しとか、早分かり表とかが載っていました。座学とか、勉強が好きなのでやってみました」。ただ、まだ葵自身が器械出しをするシーンはない…。プロデューサーは「もしかしたらあるかも」と言われ、葵は「やりたいです! 6話、7話ぐらいで出番あるかなって思ったらロボットになっちゃって(笑)。頭の中では、すごくイメージしてます」と心待ちにしていた。

 第8話では佐伯教授(内野聖陽)が不審な動きを見せ、世良と美和がこっそり後をつけてみることになり…、というあらすじ。「佐伯教授と渡海先生の秘密というか、因縁にどんどん迫っていきます」と見どころを語った。

■デビュー10周年 朝ドラを経て成長を実感「これが私の仕事」

 今年でデビューから10年を迎える。ここまでの道のりについて「この10年は短かったですかね」と振り返る。「若い頃は生活の一部で仕事というより、習い事に近い感じでした。今、思えば仕事を任されることに対して意識が薄かったような気がします。だから気づいたら、そんなに経っていたんだという感じですね」と回想。

 仕事に対する意識を持ち始めたのは今年3月まで放送されていた朝ドラ『わろてんか』がきっかけ。学んだことは多いが一番は責任感だという。「やっぱり一番大きいのは朝ドラですね。あんなにわかりやすく『あなたに任せます』ってなることはないですよね。初めて任されているんだって感じて、これが私の仕事なんだなって思いました」。

 6月30日には20歳の誕生日を迎える。「19歳になるときは『来年1年しか10代じゃないじゃん!』って思っていたんですけど、運よく朝ドラだったり、『ブラックペアン』を経験させていただいてます。今は何の心配もなく20歳になりたいですね。そこで出会えた人やお仕事に19歳という年齢だと返せないこともあります。私のイメージでは20歳で大人になって、自分のできることが増えるんじゃないかなって思って、楽しみです。世界が広がると思うので。私は『常に打倒、今』と思ってやっているので(笑)。目の前のことをこなしていって、後で振り返ってこんなところに立ってるんだってなるのが理想ですね」と、“大人の役者”へと意気込んだ。

 朝ドラの長期間にわたる撮影を終えた。次なる目標について聞くと「朝ドラの撮影を終えて自分の中でトンネルを抜けたような気がしました。そこで、すごくいろいろ見えたような気がするので、険しいトンネルでしたけど抜けられて、すごくよかったです。今、『ブラックペアン』でご一緒している方は、もっといろんなトンネルをくぐって、もっといろんなことが見えていると思う。怖がらずに果敢に挑んでいきたい。挑戦は常に続けていきたいです」と前を見据えた。

 3月は『わろてんか』、『ブラックペアン』、映画『青夏 きみに恋した30日』(8月1日公開)の撮影で“三足のわらじ”を履いていた。「忙しかったですね〜。やらなきゃいけないことが、たくさんあって、それを果たす毎日。日常生活はなかったですね。でも、自分にやることがあるのが嬉しいタイプなので。すごくやりがいがありました」と懐かしむ。

 『青夏』では佐野勇斗とダブル主演で現場を引っ張った。「4歳下の子とご一緒したんです。自分がいかに周りに助けられていたのが身にしみた。いつかは自分が助けていく立場にならないといけない。与えられる立場になれるように、いろんなことをインプットしなきゃなって思いました」と“トンネル”を抜けた先で見つけたものを語った。

 朝ドラを経て、一回り大きくなった葵。“常に打倒、今”の精神で、まだまだ成長していく。



関連写真

  • 朝ドラを経た経験を語った葵わかな (C)ORICON NewS inc.
  • 葵わかな (C)ORICON NewS inc.
  • 葵わかな (C)ORICON NewS inc.
  • 葵わかな=『ブラックペアン』インタビュー (C)ORICON NewS inc.
  • 葵わかな=『ブラックペアン』インタビュー (C)ORICON NewS inc.
  • 葵わかな=『ブラックペアン』インタビュー (C)ORICON NewS inc.

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