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是枝裕和監督、次回作の情報漏れにぼやき連発「どこからか漏れてる…」

 映画『万引き家族』(8日公開)で『第71回カンヌ国際映画祭』のパルムドールを受賞した是枝裕和監督(56)が6日、東京・日比谷の外国特派員協会で行われた記者会見に参加。次回作についての質問が飛んだが「どこからか情報が漏れてる」と、情報統制ができていないことに頭を抱えた。

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 この日は是枝監督の56歳の誕生日。特派員から祝福されると照れくさそうな表情を見せた。「授賞式の後の審査員との話し合いで出てきたのは、純粋に演出と役者とスタッフ、全ての調和が取れていたと。そのことを褒めていただいた。それが何よりうれしかった。特に女優たちを褒めてくれたのが心からうれしかった」とあらためてカンヌでの授賞式を振り返った。

 パルムドール受賞により、本作は大きな話題となっている。「21年ぶりのパルムドールとあって、僕の思っていた以上にいろんな場所で取り上げられて、普段は映画について語らない人たちも、この映画について語るような状況が起きている。一部で僕と僕の映画が物議をかもしているようですが、それはこの映画は通常の枠を越えて多くの人のところに届いている。個人的には前向きにとらえている」と語った。

 また、記者がフランスでの報道を引用するかたちで「新しい企画は欧州で撮影するという話を聞いている」と質問すると、是枝監督は「次の企画。そうですか…」とぽつり。「まだ実は正式発表する前の段階なのに、なぜかいろんなところから情報が漏れてる。よくわからない状況になっている。どこまでしゃべっていいのか」とぼやき。

 是枝監督によると秋にフランスで、主にフランスの役者陣と撮影することになるという。6月の終わりにパリに渡り、準備を始めることも明かした。言える範囲で説明すると「よくわかんない。まだ、全然、発表してないのにキャストからキャストのギャラまで(情報が)載ってる状況。ちょっとびっくりしている」と情報統制の乱れに首を傾げた。それでも最後は「キチンと来月ぐらいには正式に制作発表を開くつもりです」と笑顔を見せ、次回作をアピールした。

 『万引き家族』は是枝監督が「この10年間考え続けてきたことを全部込めた」と語る意欲作。東京の下町に暮らす一見どこにでもいそうな平凡で貧しい家族。しかし彼らは犯罪で生計をたて、ひっそりと暮らしていた。犯罪でしかつながれなかった家族たち。不完全だが、愛すべき家族の心揺さぶる衝撃の物語を描く。

 同作は2日、3日に2日間限定で行われた先行上映で動員15.3万人、興収1億9371万円(全国325館326スクリーン)を記録。また、外国人からの問い合わせが多数あったことを受け、23日から東京・新宿バルト9で英語字幕版の上映が決定した。さらに21日にも東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで英語字幕版が上映され、同所では是枝監督の舞台あいさつも実施される。



関連写真

  • 次回作の情報漏れにぼやきを連発した是枝裕和監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 誕生日祝いに照れ笑い (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『万引き家族』の記者会見に出席した是枝裕和監督 (C)ORICON NewS inc.

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