劇場で上映中の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、スパイダーマンら、究極のヒーローチーム・アベンジャーズが、最凶最悪の“ラスボス”サノスと壮絶なバトルを繰り広げているが、本作をきっかけにこれまでに公開されたマーベル・スタジオ作品を改めて見直したという人も少なくないのでは? 記念すべき1作目『アイアンマン』(2008年)は、先月28日にテレビ地上波放送(フジテレビ系)もあった。
ロバート・ダウニーJr.がマーベル・コミックのヒーロー、アイアンマンに扮した『アイアンマン』からはじまったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品。この『アイアンマン』のオリジナルキャラクターとして登場し、その後、10年の『アイアンマン2』(MCU3作目)、11年の『マイティ・ソー』(同4作目)、そして12年の『アベンジャーズ』(同6作目)でユニバースの橋渡し役を務め、『アベンジャーズ』でスーパーパワーを持たないただの人間でありながら勇敢にロキ(ソーの義弟。『インフィニティ・ウォー』にも登場)に立ち向かった男がいる。クラーク・グレッグが演じる、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)のエージェント、フィル・コールソンだ。
コールソンは、映画Blu-rayに収録された短編(マーベル・ワンショット)にも登場し、アニメ、そしてデジタル・コミックにまで“逆輸入”され、スピンオフドラマシリーズ『マーベル エージェント・オブ・シールド』まで作られる人気キャラクターとなった。
『マーベル エージェント・オブ・シールド』は現在、シーズン4まであり、MCU映画と世界観を共有しながら、シールドの活躍を描くドラマシリーズ。映画『アベンジャーズ』や15年の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(「アベンジャーズ」2作目、MCU11作目)の監督・脚本を務めたジョス・ウェドンや原作者スタン・リーらが製作総指揮を担当している。
『アベンジャーズ』で、ロキによって殺されたと思われていたコールソンだが、『マーベル エージェント・オブ・シールド』で生きながらえていたことが判明し、以降も少数精鋭のチームとともに、さまざまな怪事件に挑んでいる。
シーズン4では、悪のインヒューマンズを操り、シールドの元メンバー・ウォードの肉体に乗り移ったハイヴは宇宙へと雲隠れ。半年後、シールドを離れたデイジーが独自にテロリストを撲滅するうち、テロリストを次々と殺し、悪魔に魂を売った“ゴーストライダー”の存在を知ることに。一方、シールドは新長官のもと、インヒューマンズを追う。
新キャラクターとして第1話から登場するゴーストライダーは、かつて実写映画化(2007年公開、主演はニコラス・ケイジ)されたこともあるマーベルの人気キャラクター。シールドの味方なのか敵なのか!? 元天才ハッカーでインヒューマンズのデイジーを演じるクロエ・ベネット、戦闘・操縦のプロであるメイ役のミンナ・ウェイなど、女性キャストの活躍も健在。映画並みのド派手なアクションもシーズン4の見どころだ。
■『マーベル エージェント・オブ・シールド』でMCUの世界観を深掘り
いま、劇場で大ヒットしている『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、これまでMCU作品を観たことがないという人でも十分楽しめるアクションエンターテインメント作品だが、登場するキャラクターのことを知っていれば、もっと楽しめるのは事実。
『アイアンマン』からずっとMCU作品を観てきた人でも、記憶にまだ新しい『ブラックパンサー』(18年3月1日公開、6月6より先行デジタル配信開始、7月4日にMovieNEXなどの発売、Blue-ray、DVDのレンタル開始)はともかく、過去作を見直してから『インフィニティ・ウォー』を観れば、面白さは倍増すること間違いなし。映画鑑賞後に過去作を見れば、『インフィニティ・ウォー』のストーリーをよりかみしめることができるだろう。
さかのぼるなら、昨年公開された『マイティ・ソー/バトルロイヤル』(MCU17作目)、『スパイダーマン/ホームカミング』(同16作目)、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』(同15作目)、『ドクター・ストレンジ』(同14作目)、16年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(同13作目)、そして『アベンジャーズ』と『エイジ・オブ・ウルトロン』は優先度高めで観たい。
さらに、『マーベル エージェント・オブ・シールド』では、『アベンジャーズ』以降の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(14年、MCU8作目)や『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(14年、同9作目)、『エイジ・オブ・ウルトロン』、『シビル・ウォー』を反映させたエピソードもありつつ、日常的に悪と闘っているシールドの活躍を観ることで、MCUの世界観を深掘りすることができる。
ゴールデンウィークにMCUの映画・ドラマを観まくっていたら、MCUの世界と現実の世界とどっちを生きているのか、わからなくなってきた。まぁ、どちらも楽しめれば、幸せ。無料BS「Dlife」では、『マーベル エージェント・オブ・シールド 4』の放送が、4月28日よりはじまったばかり(二ヶ国版は毎週土曜午後9時〜、字幕版は毎週土曜深夜2時42分〜)。連休が終わっても悪との闘いは続く。
■MCUシリーズ一覧
1 『アイアンマン』(2008)
2 『インクレディブル・ハルク』(2008)
3 『アイアンマン2』(2010)
4 『マイティ・ソー』(2011)
5 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
6 『アベンジャーズ』(2012)
7 『アイアンマン3』(2013)
8 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)
9 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
10 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)
11 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
12 『アントマン』(2015)
13 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
14 『ドクター・ストレンジ』(2016)
15 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)
16 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
17 『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)
18 『ブラックパンサー』(2018)
19 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
ロバート・ダウニーJr.がマーベル・コミックのヒーロー、アイアンマンに扮した『アイアンマン』からはじまったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品。この『アイアンマン』のオリジナルキャラクターとして登場し、その後、10年の『アイアンマン2』(MCU3作目)、11年の『マイティ・ソー』(同4作目)、そして12年の『アベンジャーズ』(同6作目)でユニバースの橋渡し役を務め、『アベンジャーズ』でスーパーパワーを持たないただの人間でありながら勇敢にロキ(ソーの義弟。『インフィニティ・ウォー』にも登場)に立ち向かった男がいる。クラーク・グレッグが演じる、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)のエージェント、フィル・コールソンだ。
コールソンは、映画Blu-rayに収録された短編(マーベル・ワンショット)にも登場し、アニメ、そしてデジタル・コミックにまで“逆輸入”され、スピンオフドラマシリーズ『マーベル エージェント・オブ・シールド』まで作られる人気キャラクターとなった。
『マーベル エージェント・オブ・シールド』は現在、シーズン4まであり、MCU映画と世界観を共有しながら、シールドの活躍を描くドラマシリーズ。映画『アベンジャーズ』や15年の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(「アベンジャーズ」2作目、MCU11作目)の監督・脚本を務めたジョス・ウェドンや原作者スタン・リーらが製作総指揮を担当している。
『アベンジャーズ』で、ロキによって殺されたと思われていたコールソンだが、『マーベル エージェント・オブ・シールド』で生きながらえていたことが判明し、以降も少数精鋭のチームとともに、さまざまな怪事件に挑んでいる。
シーズン4では、悪のインヒューマンズを操り、シールドの元メンバー・ウォードの肉体に乗り移ったハイヴは宇宙へと雲隠れ。半年後、シールドを離れたデイジーが独自にテロリストを撲滅するうち、テロリストを次々と殺し、悪魔に魂を売った“ゴーストライダー”の存在を知ることに。一方、シールドは新長官のもと、インヒューマンズを追う。
新キャラクターとして第1話から登場するゴーストライダーは、かつて実写映画化(2007年公開、主演はニコラス・ケイジ)されたこともあるマーベルの人気キャラクター。シールドの味方なのか敵なのか!? 元天才ハッカーでインヒューマンズのデイジーを演じるクロエ・ベネット、戦闘・操縦のプロであるメイ役のミンナ・ウェイなど、女性キャストの活躍も健在。映画並みのド派手なアクションもシーズン4の見どころだ。
■『マーベル エージェント・オブ・シールド』でMCUの世界観を深掘り
いま、劇場で大ヒットしている『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、これまでMCU作品を観たことがないという人でも十分楽しめるアクションエンターテインメント作品だが、登場するキャラクターのことを知っていれば、もっと楽しめるのは事実。
『アイアンマン』からずっとMCU作品を観てきた人でも、記憶にまだ新しい『ブラックパンサー』(18年3月1日公開、6月6より先行デジタル配信開始、7月4日にMovieNEXなどの発売、Blue-ray、DVDのレンタル開始)はともかく、過去作を見直してから『インフィニティ・ウォー』を観れば、面白さは倍増すること間違いなし。映画鑑賞後に過去作を見れば、『インフィニティ・ウォー』のストーリーをよりかみしめることができるだろう。
さかのぼるなら、昨年公開された『マイティ・ソー/バトルロイヤル』(MCU17作目)、『スパイダーマン/ホームカミング』(同16作目)、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス』(同15作目)、『ドクター・ストレンジ』(同14作目)、16年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(同13作目)、そして『アベンジャーズ』と『エイジ・オブ・ウルトロン』は優先度高めで観たい。
さらに、『マーベル エージェント・オブ・シールド』では、『アベンジャーズ』以降の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(14年、MCU8作目)や『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(14年、同9作目)、『エイジ・オブ・ウルトロン』、『シビル・ウォー』を反映させたエピソードもありつつ、日常的に悪と闘っているシールドの活躍を観ることで、MCUの世界観を深掘りすることができる。
ゴールデンウィークにMCUの映画・ドラマを観まくっていたら、MCUの世界と現実の世界とどっちを生きているのか、わからなくなってきた。まぁ、どちらも楽しめれば、幸せ。無料BS「Dlife」では、『マーベル エージェント・オブ・シールド 4』の放送が、4月28日よりはじまったばかり(二ヶ国版は毎週土曜午後9時〜、字幕版は毎週土曜深夜2時42分〜)。連休が終わっても悪との闘いは続く。
■MCUシリーズ一覧
1 『アイアンマン』(2008)
2 『インクレディブル・ハルク』(2008)
3 『アイアンマン2』(2010)
4 『マイティ・ソー』(2011)
5 『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)
6 『アベンジャーズ』(2012)
7 『アイアンマン3』(2013)
8 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)
9 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)
10 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)
11 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)
12 『アントマン』(2015)
13 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)
14 『ドクター・ストレンジ』(2016)
15 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)
16 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
17 『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)
18 『ブラックパンサー』(2018)
19 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)
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2018/05/05