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「足元のオシャレ」は日本だけ? 靴下ブームの裏に女性の“冷え”と“逆輸入”

 2012年頃から若い女性を中心に「靴下」を取り入れたコーディネートがブームとなっている。定番のスニーカーはもちろん、サンダルやパンプスにも靴下を合わせるのがおなじみとなり、女優・モデルの高橋愛はinstagramに靴下を履いた自身の足元の写真を投稿。11,500件のいいね!がついている。最近では『GINGER』(幻冬舎)や『BAILA』(集英社)など女性誌の付録に靴下がつき、誌面でもそのコーディネートを大々的に紹介して話題となった。この終わらない靴下ブームの中で、国内トップの靴下メーカーが開発したこだわりソックスが、異例の大ヒットを記録しているという。

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■ネーミングを変えて売り上げ17倍アップ!『まるでこたつソックス』

 国内トップの靴下メーカー、岡本が販売している『まるでこたつソックス』。明治国際医療大学と共同開発した製品で、“履くだけで冷えに効くツボ・三陰交を温める”というコンセプトの元、2013年に『三陰交をあたためるソックス』という名前で発売された。しかし、いまいち売り上げが伸び悩み、ユーザーへのインタビューを重ねてコンセプトやパッケージを再検討。履いたときのポカポカ感をそのまま表した『まるでこたつソックス』という商品名に変えてリニューアルしたところ、すぐさまユーザーの目に留まり、売り上げはなんと17倍以上にまで跳ね上がった。今春は4月中旬まで再入荷待ちが続くほど好調な売れ行きだ。

■なぜ靴下がロングトレンドになっているのか?

 もはや季節を問わずコーディネートの1アイテムとして欠かせない存在になっている靴下。このブームの理由は一体何なのか? ライフスタイルにあわせた快適な靴下を販売する「靴下屋」を手掛けるタビオのデザイナー森山智代さんに伺ったところ、もともと靴下を取り入れたファッションは日本特有のものだとか。
「日本には四季があるため、季節に応じた足元のスタイリングのバリエーションが豊富。それが最近では海外のコレクションなどでも見かけるようになり、それをトレンドに敏感な海外のインフルエンサーが拡散。そこからまた逆輸入され、若い女性の間で人気になるというループが続いている状態なんです」

 実際に「FENDI」や「PRADA」などハイブランドのコレクションにも靴下を取り入れたコーディネートが登場している。もはや靴下ブームは日本のファッション業界に限った話ではないのだ。

 今春のトレンドはというと、「キュートなポルカドットや、アンクレットのように散りばめられたお花など、パッと目を引くデザインが人気」と森山さん。パンプスなどにも合わせやすいショート丈が好調のようだ。夏に向けてデオドラントタイプの生地を使ったものなど、履き心地や素材にこだわった製品も続々登場しているという。

■実用性とおしゃれを両立!イマドキの靴下事情

 靴下は見た目のおしゃれだけでなく、ムレや匂いを抑え、足元の冷えを防ぐといった実用性も兼ね備えている。冷房が効いたオフィスでも靴下を履くだけで「温かい…!」と感じたことのある女性は多いだろう。

 「最近では見た目は薄手であっても、機能素材や特殊な編み方で暖かく仕上げていたり、下着と同じ感覚でインナーに特殊素材を使用した靴下を重ね履きしたりと、より靴下の楽しみ方も広がっています」と前出の森山さん。 “外側から見えないおしゃれ”にもこだわってこそ、真のファッショニスタなのかもしれない。
(文:西島恵)



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