俳優の小日向文世と女優の寺島しのぶが6日、東京・Bunkamuraシアターコクーンで、7日から30日まで開催される舞台『ヘッダ・ガブラー』初日公演前のキャスト取材&ゲネプロ撮影に出席した。 同作は、近代演劇の父・イプセンの代表作。寺島が演じる主人公・ヘッダは、高名なガブラー将軍の娘で美しく社交界でも話題の中心にいて、いつも男たちに崇められる魅力的な存在。しかし、頼りの父親が世を去り、ヘッダは周りの男たちの中から、小日向が演じる将来を嘱望されている文化史専攻の学者・イェルゲン・テスマンを選び、世の女性たちと同じように結婚する道を選択する。美貌と才気に恵まれてすべてを手に入れたかのように見えるヘッダだが、実は現状への不満や不安、言いようのない焦燥感にかられており、不穏な影が訪れる物語。
2018/04/06