吉本興業は、2006年にノーベル平和賞を受賞したバングラデシュの経済学者のムハマド・ユヌス博士と、同博士が提唱する「ユヌス・ソーシャルビジネス」の実践と普及に向けた提携をすることで合意。100%子会社の「ユヌス・よしもとソーシャルアクション株式会社(yySA)」を2月1日に立ち上げた。28日に東京・日比谷の日本外国特派員協会で概要発表会見が行われ、ユヌス博士、小林ゆかyySA社長、ゆりやんレトリィバァらが参加した。 ユヌス・ソーシャルビジネスとは、利益の最大化を追求する従来型のビジネスモデルではなく、社会が抱える問題をビジネスで解決することが目的。慈善活動とは異なり、経済的に自立することで持続可能な事業を目指す。ユヌス博士は「全く新しい考え方。yySAはそういう理念に基づいて、できあがっています。吉本の家族に入るように説得されました。喜んで家族の一員になりました」と説明し「これから全力を尽くして成功に導けるように努力して参りたい」と意気込んだ。
2018/03/28