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美川憲一、『越路吹雪物語』本人役で出演「越路さんは“神様”です」と感激

 歌手の美川憲一が、テレビ朝日系帯ドラマ劇場『越路吹雪物語』(月〜金 後0:30〜0:50)の第54話(23日放送)に本人役で出演する。2月に左足首を骨折し、完治していないにもかかわらず、都内のスタジオで行われた撮影に参加した美川。「若い頃を演じたからちょっと無理があったかなとは思いましたけれど(笑)、私のカラーでやらせていただいて楽しかったです」と、ケガを微塵(みじん)も感じさせることなく、越路吹雪役の大地真央、越路のマネージャー・岩谷時子役の市毛良枝と真剣なやりとりを披露した。

帯ドラマ劇場『越路吹雪物語』第54話(3月23日放送)に本人役で出演する美川憲一(中央)。右が越路吹雪役の大地真央、左が岩谷時子役の市毛良枝(C)テレビ朝日

帯ドラマ劇場『越路吹雪物語』第54話(3月23日放送)に本人役で出演する美川憲一(中央)。右が越路吹雪役の大地真央、左が岩谷時子役の市毛良枝(C)テレビ朝日

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 昭和の歌姫・越路吹雪(本名・河野美保子、愛称“コーちゃん”)の波乱の生涯をドラマにした本作。歌とエンターテインメントに生きる越路の絶頂期が、マネージャーの岩谷時子との友情、そして夫・内藤法美(吉田栄作)との深い愛とともに描かれている。

 シャンソンのコンサートをライフワークとして続ける美川にとって、本作の主人公・越路吹雪は憧れの大先輩であり、人生の指針を授けてくれた恩人。ドラマがスタートする直前の特番にも出演し、彼女との思い出を語っていたが、ドラマ本編にも出演したいと強く願っていたところ、本人役での登場が実現。

 美川が登場する第54話では、越路がNHK紅白歌合戦からの卒業を決断。騒ぎの渦中、越路行きつけのビストロで紅白との決別について話し合う越路、岩谷に偶然出会った美川。当時、紅白歌合戦に格別の思いを抱いていた美川は「簡単にサヨナラなんて言わないで!」と、2人に自らの気持ちをぶつける。そんな美川の思いを、越路はどう受け止めるのか。

 撮影後、美川は「私、越路さんのシャンソンを聞いていなかったら、シャンソンを歌っていなかったと思います。もちろん淡谷のり子さんから『シャンソンを歌いなさい』と勧めていただいたことも大きいですが、やはり私は追っかけのように越路さんの生のステージを見ていましたから…。キレイな衣装を着て華やかにステージに立つ越路さんを拝見して、『少しでもそこに近づいていきたい!』という気持ちで、長年、闘ってきました。もう越路吹雪さんのような方は二度と現れないと思いますね。私にとって、越路さんは“神様”です」と越路への尊敬の念を語るとともに、「絶対に損はさせないわよ。このドラマ、今、ホント人気ですから! しっかり見てくださいね、最後まで!」とPRしていた。

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  • 帯ドラマ劇場『越路吹雪物語』第54話(3月23日放送)に本人役で出演する美川憲一(中央)。右が越路吹雪役の大地真央、左が岩谷時子役の市毛良枝(C)テレビ朝日
  • 憧れのスター・越路吹雪と時空を超えて共演(C)テレビ朝日

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