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ザ・たっち、ギャグに頼らず初の単独ライブに挑む 「15年分のネタがある」と自信

 双子のお笑いコンビ、ザ・たっちが、4月5日、6日に東京・ウッディシアター中目黒で、デビュー15年にして初となる単独ライブ『コピペ』を開催する。ORICON NEWSでは、開幕を前に兄・たくや(35)、弟・かずや(35)に、芸人になるまでの道のりやネタ作り、そして初の単独ライブへの意気込みを聞いた。

デビュー15年にして初となる単独ライブを開催する、ザ・たっち(左から)たくや、かずや

デビュー15年にして初となる単独ライブを開催する、ザ・たっち(左から)たくや、かずや

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■別々の高校に進学「1人のキャラの弱さに気づいた」

 1982年に栃木県で一卵性双生児として誕生した2人。幼稚園から中学校まで一緒の学校に通い、共通の友人も多かったが「でも、双子には一度は訪れる『俺はお前とは違う』って思いから、高校は別の学校にいきました」(かずや)と、別々の学校へと進学。しかし、そこで感じたのは「1人だと、ただ小さく太った奴。1人の時のキャラの弱さに気づいちゃって。友達もできなかったです(笑)」(たくや)と“バラ売り”では本領発揮できなかった事実に直面した。

 そこで2人は相談し、高校卒業後に「2人で何かやろうってことになりました」という話しに。当時、流行っていた『ボキャブラ天国』(フジテレビ)や若手お笑い芸人ブームの影響もあり「それを見ていて、ばくぜんと芸人になりたいなという思いもありました」(たくや)と芸人の道へ進むことに決まった。

■2002年に事務所に合格 当時は「双子ネタはやってなかった」

 “心を一つ”にした2人は、まず事務所探しからスタート。「当初は、やっぱりNSC(吉本総合芸能学院)かなと思って、入るために1年間お金を貯めようってことになったんですよ」(たくや)。すると、かずやが「その時たまたまホリプロに目黒笑売塾っていう養成所ができる、しかもさまぁ〜ずさんが講師に来るかも!? みたいな事が書いてありました」と明かし、2人はホリプロ『目黒笑売塾』の門をたたくことになった。

 2002年、事務所オーディションに無事合格(目黒笑売塾1期生)。しかし、最初は“双子ネタ”ではなかったという。当時のネタについてかずやは「やり方もわからなかったし、他人の役をやるのに、同じ顔じゃ変だなと思って、1人が覆面をかぶってやったりしていました」と回想すると、たくやが「同期に『双子は双子ネタやらないと!』って言われて、じゃあ、身近な“双子あるある”ネタでショートコントを始めるようになりました」と、現在の方向性になったと語った。

■TV番組への露出増 「ちょっと! ちょっと、ちょっと!!」が人気に

 合格から1年後の03年に、新人ながら『ホリプロお笑いライブ』でステージデビュー。この舞台を機に05年には日本テレビ『ラジかる!!』のお天気コーナーに出演し、そこから“ロケ芸人”として定着。かずやも当時を振り返り「その時やっていたギャグ『ちょっと! ちょっと、ちょっと!!』がきっかけで、いろんなテレビ番組のお仕事が来るようになりました」と話し、たくやも「あと当時は実験番組がブームだったので、双子ということもあっていっぱい実験していましたよ」と明かした。

 現在、ネタというより「ゆうたいりだつ〜!(幽体離脱)」「おすぎです、ピーコです」など双子を生かしたギャグが印象的な2人だが、ネタ作りにおいては“共同作業”。ネタに関して、かずやは「双子特有の、考えが一緒なので(ネタが)すぐ決まって、2人で『これすごい面白い』って爆笑するんです」とにっこり。たくやも「2人で1人分(双子は考えが一緒なんです)の考えしかなくて、第三者の意見がないからなのか、こんなに面白いのに」と自画自賛しつつ、独特なネタ作りを告白。それでも、笑いながら「ライブではスベるんですよね〜」という悩みも打ち明けた。

■初の単独ライブ開催 背中を押した“先輩”三村マサカズの言葉

 デビュー15周年にして初の単独ライブ。この話題になると2人の目つきも変わり「ホリプロお笑いライブやゲストでのライブ出演はあったんですが、実はこの2、3年、ステージに立ってないなぁ〜。そういえばって」(たくや)。「そろそろネタ作んないと。芸人なんだからとは思っていたんですけどね」(かずや)と、自然と力が入る様子。

 これまでも単独ライブは「どっかでやんなきゃな〜」(たくや)「このままやらないで生涯終えるのかな〜」(かずや)と悩む2人だったが、背中を押したのは、所属事務所の先輩・さまぁ〜ずの三村マサカズ(50)。とある日、三村から「たっちって、『キングオブコント』とかでてんの?」と聞かれると、2人は「出てないです」と返答。これに三村も「じゃあいいのね。このままニコニコリポーターで!」と言い放たれ、これに「やべー! やります。すぐやります!」と、今回の決断に至ったという。

 ライブのみどころには、たくやが「これだけ言っといて今のところ双子ネタは1本。それよりも似ているけど違う人を演じるネタが多いかな」。自信について聞くと、口もとを緩ませニヤリとしたかずやが「正直、今までは単独ライブをやる自信はなかったです。面白いネタをそろえられる自信も。でも今は、15年分のネタがあるので自信はあります」と、拳を握りしめる。

 気合十分なかずやに、たくやは「自信あるみたいですが(笑)」と振ると、かずやも「ちょっと!」とツッコミ。それでも、たくやは「でも、いい意味で今回のライブは僕らのネタっぽくはないかも」と目を光らせ、かずやも「いままでギャグばっかりやってきたからね。今回はそんなギャグに頼らない僕たちをみてほしい」と、そろって“ニコっ”と微笑んだ。

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  • デビュー15年にして初となる単独ライブを開催する、ザ・たっち(左から)たくや、かずや
  • デビュー15年にして初となる単独ライブを開催する、ザ・たっち(左から)たくや、かずや
  • ザ・たっちがデビュー15年にして初となる単独ライブ『コピペ』を開催
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  • ザ・たっち(左から)たくや、かずや
  • デビュー15年にして初となる単独ライブを開催する、ザ・たっち(上から)たくや、かずや
  • デビュー15年にして初となる単独ライブを開催する、ザ・たっち(左から)たくや、かずや
  • ザ・たっちがデビュー15年にして初となる単独ライブ『コピペ』を開催

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