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クミコ、原点の地で新曲お披露目「今の私の状況に合った作品」

 歌手のクミコが4日、東京・銀座のシャンソニエ・蛙たちで新シングル「最後だとわかっていたなら」(7日発売)のリリース記念イベントを開催した。

原点の地で新曲お披露目したクミコ

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 クミコは昨年、アルバム『デラシネ』で第59回日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞するなど大活躍。蛙たちは、日本初のシャンソニエ(シャンソンを聴かせるライブハウス)として美輪明宏ら多くのシャンソン歌手を輩出し、1990年に閉店した銀巴里と同じ銀座で53年の歴史を持つ。クミコはデビュー当時、頻繁に出演していた。

 代表曲「わが麗しき恋物語」は小さなシャンソニエで歌い始めたのがきっかけであったことから、新曲「最後だとわかっていたなら」(“世界中が涙した詩集”を原案にした楽曲)も倣って小さなライブハウスでお披露目することになり、満席の約70人の中で10曲を熱唱。新曲についてクミコは「私の親が90歳になったので、今までは人の最後を見据えることもなく生きてきましたが、ここ最近はリアルに感じるようになったので、この歌は私自身の救いにもなりつつあります。最後だとわかっていたら、もうちょっと優しい言葉がかけられるんだと、いまはそうしのごうと思っています。まさしく今の私の状況に合った作品です」と話した。

 この日のライブには、同名詩集と新曲の日本語訳を手がけた佐川睦さんも参加した。アメリカ人の女性が10歳の息子を亡くし、その悲しみの思いをつづった詩が、9・11同時多発テロの追悼集会で朗読され、大反響を呼んで世界中に拡散。その詩の素晴らしさに感動し、著者の許可を得て佐川さんが和訳した。その訳詞者・佐川さんは、クミコの歌を聴いて「この詩を読んで、自分が前向きになろうとか、まわりの人たちに思いを伝えていこうというのと同じような、そのときに感じた前向きさ、温かさを感じました。クミコさんの声がやさしくて温かくて、すごく感動しました。クミコさんの歌によってこの詩がより多くの方々にきたらうれしいですね」と感想を述べた。

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  • (左から)クミコ、佐川睦さん
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