人気グループ・Hey! Say! JUMPの知念侑李が単独初主演を務める映画『坂道のアポロン』(三木孝浩監督 3月10日公開)。公開に先駆け早くも試写を見た関係者や観客からは、知念演じる主人公・西見薫と中川大志演じる川渕千太郎の、友情を超えた男同士の絆に絶賛の声が上がっている。
薫は都会から長崎へ転校し、クラスメイトの千太郎や迎律子(小松菜奈)と“一生ものの出会い”を果たす。やがてジャズドラムを叩く千太郎の影響で、薫も次第にジャズピアノの魅力に目覚め、2人でセッションにのめり込んでいく姿が描かれる。先日実施された完成披露舞台あいさつでも、壇上でじゃれ合うなど、男子2人の仲睦まじさも注目されている。
内向的な優等生の薫と、ケンカっ早いが豪快で仲間思いな千太郎─。そんな一見正反対にも見える2人が、ジャズセッションを通してかけがえのない友情を育んでいくが、メガホンをとった三木監督は、同作に彼らの“ラブストーリー”としての側面があることを意識していたという。
クランクイン前にそのことを伝えられたという中川は、「ふと冷静になって考えると、『これ男同士で結構恥ずかしい事やってんな』っていうシーンもあるんですけど、それを構えずにすっとやれたのは(相手が)知念くんだったからだと思います」と、撮影を振り返る。さらに、「薫と千太郎の友情というか絆は、一歩間違えると…ってなるし、絶妙なラインだと思う。いい距離感で描けたんじゃないかなと思います」と、名コンビ誕生に自信をのぞかせた。
ヒロインを演じた小松は、そんな仲睦まじい男子2人を、撮影当初はうらやましく見ていたそう。「大志くんと知念くんは元々仲が良かったということもあり、2人がどんどん本当の千太郎と薫さんみたいに仲良くなっていて、それが微笑ましくもなんだか少しうらやましかったです」と本音を明かし、「でも、その感情が生まれた時に、律ちゃん(律子)ってこうやって演じればいいのかなって思えました。だから2人が私を律ちゃんにさせてくれたんだと思います」と、結果役作りに大きく影響したことを語っている。
三木監督も、ただの友情や恋愛に終始しない、曖昧かつ魅力的なキャラクターたちの関係性にはこだわりを持っていた様子。「薫と千太郎の関係は、普通だったら“ヒロインを取りあう男子2人”みたいな立ち位置になるんですけど、今回はヒロイン役が薫で、その2人の関係を嫉妬しながら愛おしく見つめる律子みたいな。何か不思議な関係性というか、いわゆる男女の恋愛ベースの映画と全く違う関係性で、恋愛なのか友情なのか曖昧な、言葉で定義する以上の3人の絆の深さが今回の作品の中で描けたんじゃないかなと思います。その3人の関係性がうらやましい、自分もそのような輪に入りたいって思ってもらえるような映画になったんじゃないかなと」と手応えをにじませた。
映画本編では、共に泣き笑い時に衝突しながら、生涯の親友として絆を深めていく薫と千太郎の姿を見ることができる。特に本人たちが猛特訓して楽器演奏を披露するセッションシーンでは、その迫力はもちろん、常にアイコンタクトをとりながら息ぴったりなプレーで魅せる姿から、同作で築いた絆の深さも伝わってくるはずだ。
薫は都会から長崎へ転校し、クラスメイトの千太郎や迎律子(小松菜奈)と“一生ものの出会い”を果たす。やがてジャズドラムを叩く千太郎の影響で、薫も次第にジャズピアノの魅力に目覚め、2人でセッションにのめり込んでいく姿が描かれる。先日実施された完成披露舞台あいさつでも、壇上でじゃれ合うなど、男子2人の仲睦まじさも注目されている。
内向的な優等生の薫と、ケンカっ早いが豪快で仲間思いな千太郎─。そんな一見正反対にも見える2人が、ジャズセッションを通してかけがえのない友情を育んでいくが、メガホンをとった三木監督は、同作に彼らの“ラブストーリー”としての側面があることを意識していたという。
クランクイン前にそのことを伝えられたという中川は、「ふと冷静になって考えると、『これ男同士で結構恥ずかしい事やってんな』っていうシーンもあるんですけど、それを構えずにすっとやれたのは(相手が)知念くんだったからだと思います」と、撮影を振り返る。さらに、「薫と千太郎の友情というか絆は、一歩間違えると…ってなるし、絶妙なラインだと思う。いい距離感で描けたんじゃないかなと思います」と、名コンビ誕生に自信をのぞかせた。
ヒロインを演じた小松は、そんな仲睦まじい男子2人を、撮影当初はうらやましく見ていたそう。「大志くんと知念くんは元々仲が良かったということもあり、2人がどんどん本当の千太郎と薫さんみたいに仲良くなっていて、それが微笑ましくもなんだか少しうらやましかったです」と本音を明かし、「でも、その感情が生まれた時に、律ちゃん(律子)ってこうやって演じればいいのかなって思えました。だから2人が私を律ちゃんにさせてくれたんだと思います」と、結果役作りに大きく影響したことを語っている。
三木監督も、ただの友情や恋愛に終始しない、曖昧かつ魅力的なキャラクターたちの関係性にはこだわりを持っていた様子。「薫と千太郎の関係は、普通だったら“ヒロインを取りあう男子2人”みたいな立ち位置になるんですけど、今回はヒロイン役が薫で、その2人の関係を嫉妬しながら愛おしく見つめる律子みたいな。何か不思議な関係性というか、いわゆる男女の恋愛ベースの映画と全く違う関係性で、恋愛なのか友情なのか曖昧な、言葉で定義する以上の3人の絆の深さが今回の作品の中で描けたんじゃないかなと思います。その3人の関係性がうらやましい、自分もそのような輪に入りたいって思ってもらえるような映画になったんじゃないかなと」と手応えをにじませた。
映画本編では、共に泣き笑い時に衝突しながら、生涯の親友として絆を深めていく薫と千太郎の姿を見ることができる。特に本人たちが猛特訓して楽器演奏を披露するセッションシーンでは、その迫力はもちろん、常にアイコンタクトをとりながら息ぴったりなプレーで魅せる姿から、同作で築いた絆の深さも伝わってくるはずだ。
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2018/02/23