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【17年10月期 コンフィデンス・ドラマ賞】『明日の約束』で“毒親”好演、手塚理美が「助演女優賞」受賞

 オリコンのグループ会社・oricon ME発行のエンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、有識者と視聴者が共に支持する質の高いドラマを表彰する「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」が、17年10月期(第10回)の結果を発表。「助演女優賞」は、さまざまな社会問題を投影したヒューマンミステリー『明日の約束』で、主人公の母親であり“毒親”の尚子役を巧みに演じた手塚理美が受賞した。

「助演女優賞」を受賞した手塚理美 (撮影:鈴木かずなり) (C)oricon ME inc.

「助演女優賞」を受賞した手塚理美 (撮影:鈴木かずなり) (C)oricon ME inc.

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 手塚は、突如豹変し娘を罵ったり、カゴに入れて飼育する鳥・ピッピをまるで娘に見立てるようにして話しかけたりと、ヒステリックな母親を好演。毎話ラストに登場する娘へ宛てた日記での「(言うことは)必ず守るように。ママは日向のことが大好きです」というナレーションは視聴者を震撼させ、実際の世の中でも起きている毒親問題をわかりやすく浮かび上がらせた。物語は、日向が赴任する高校で起きた、生徒の不可解な死の謎の究明がベースとなったが、日向と尚子とのやり取りは実にスリリングで、大いに展開を引っ張った。なお、手塚の受賞コメントは以下の通り。

■助演女優賞:手塚理美

 今回は感情の起伏が激しくてヒステリックな“毒親”という、全身全霊で入っていかなければ乗り切れないような難しい役でした。ですので、途中から撮影外の時も尚子さんが乗り移ってくる感じがあって、家に帰ると息子に「尚子さんになってるよ!」なんて言われたこともありました(笑)。精神的にも体力的にもキツイ部分もありましたが、今の時代を切り取った素晴らしい作品、また素晴らしいスタッフ・キャストの皆さんと出会い、こうして賞までいただくことができ、努力が報われたというか嬉しかったです。受賞のお話をいただいた時は、息子と抱き合いました。本当にありがとうございました。

【第10回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」結果一覧】
作品賞:木曜劇場『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)
主演男優賞:浅野忠信(木曜劇場『刑事ゆがみ』/フジテレビ系)
主演女優賞:綾瀬はるか(『奥様は、取り扱い注意』/日本テレビ系)
助演男優賞:神木隆之介(木曜劇場『刑事ゆがみ』/フジテレビ系)
助演女優賞:手塚理美(『明日の約束』/関西テレビ・フジテレビ系)
脚本賞:福田靖氏(『先に生まれただけの僕』/日本テレビ系)
新人賞:佐久間由衣(『明日の約束』/関西テレビ・フジテレビ系)

 対象作品・俳優は、NHK総合&民法キー局の国内制作で、3話以上・そのクール内に終了する作品(NHK連続テレビ小説等の帯ドラマ、2クールにわたりオンエアされる作品は、放送終了タイミングに審査対象となる)。オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者を対象にしたドラマ満足度「オリコンドラマバリュー」の結果と、ドラマに関する有識者及びマスコミのドラマ・テレビ担当者を審査員とした、1月9日の審査会で各賞を決定した。(主要となる「作品賞」、「主演男優・女優賞」の3部門以外は、審査員投票によって決定)

関連写真

  • 「助演女優賞」を受賞した手塚理美 (撮影:鈴木かずなり) (C)oricon ME inc.
  • ヒステリックな“毒親”を好演 (C)関西テレビ

提供元:CONFIDENCE

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