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是枝裕和監督最新作、6月公開へ リリー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林が出演

 『海街diary』(15年)、『三度目の殺人』(16年)などで知られる是枝裕和監督の最新作が、2018年6月に公開されることが4日、わかった。『そして父になる』(13年)で庶民的な父親を好演したリリー・フランキー、是枝組初参加となる安藤サクラ松岡茉優、是枝組常連の樹木希林が出演する。

 実際の子ども置き去り事件を元に、過酷な状況下で生きる子どもの姿をリアルに描いた『誰も知らない』(04年)から13年。さまざまな“家族のかたち”を描き続けてきた是枝監督が、「血のつながりについて、社会について、正しさについて、10年くらい自分なりに考えて来たことを全部この作品に込めようと、そんな覚悟で臨んでいます」と語る、渾身の最新作が始動した。

 東京の下町に暮らす、一見どこにでもいそうな平凡で貧しい家族。しかし彼らは犯罪で生計をたて、ひっそりと暮らしていたのだった。犯罪でしかつながれなかった家族たち。不完全だが、愛すべき家族の心揺さぶる衝撃の物語が描かれる。

 父をリリー、妻を安藤、妻の妹を松岡、祖母を樹木が演じる。タイトルは未定で、2017年12月15日にクランクイン、1月いっぱいで撮影を終える。

 是枝監督は、設定を思いついたきっかけについて「死亡通知を出さずに親の年金を不正にもらい続けていた家族が逮捕された事件に触れたことでした。他人から見たら嘘でしかない『死んだと思いたくなかった』と言う家族の言い訳を聞いて、その言葉の背景を想像してみたくなりました」と説明。オーディションで子役の城桧吏と佐々木みゆを選出し、「2人の子どもたちが本当にすばらしく、毎日ワクワクしながら撮影に臨んでいます」と話している。

 是枝監督作品は4度目の出演となるリリーは「撮影に入る前に、是枝監督に『台本いりますか?』って聞かれたんです。今回も子役は台本をもらっていないので、僕は台本をいただきましたけど、子役のような気分で瑞々しくやりたいですね」と意気込み。

 安藤は「どんなことになることやら、なかなか想像ができません。とにかく、やってみます! えいえいおー!」と気合を入れ、松岡は「誰の苦にもならないものなんて作れないと思っていましたが、できるかもしれないと、私にはこれが希望に感じています」と出演を喜んでいる。

 樹木は「是枝作品の中に居るのは、これでおしまい。ちょいとブラブラしすぎる、台本は読みちがえるわ、口は出すわ、悪口は言うわ、都合悪けりゃボケたふりするわ、困ったもんだ」と、“樹木節”を交えたコメントを寄せた。



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