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裕木奈江、約23年ぶり民放連ドラ出演 亀梨和也の母親役に挑戦

 女優の裕木奈江が、来年1月9日スタートの関西テレビ・フジテレビ系『FINAL CUT』(毎週火曜 後9:00※初回15分拡大)に出演することが明らかになった。裕木が民放連続ドラマに出演するのは、1995年の『うちの母ですが…』(テレビ朝日系)以来、約23年ぶりで、亀梨和也が演じる主人公の中村慶介の母親・恭子役に起用された。

関西テレビ・フジテレビ系連続ドラマ『FINAL CUT』に出演する裕木奈江 (C)関西テレビ

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 これまで『北の国から’92巣立ち』をはじめとしたドラマや映画に出演後、米・ロサンゼルスに拠点を移し、クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』やデヴィッド・リンチ監督の『インランド・エンパイア』などの映画に出演し、今年はアメリカの人気テレビドラマシリーズの最新作『ツイン・ピークス The Return』での演技でも、世界中から評価を集めた。

 裕木は「日本の撮影現場の雰囲気はびっくりするくらい昔と一緒なんですが、私にとって最も違うのは、微妙な表現ができること。アジア人、特に日本人の自分はハリウッドではマイノリティーですから、英語のセリフの有り無しに関わらず、周囲に誤解されないように必要以上にナイスであろうと力が入ってしまいます。そういった意味では、今回はリラックスして撮影に参加できています」と、久しぶりの日本のドラマの空気を味わっている。

 そんな裕木演じる恭子は保育園の園長として働きながら、女手一つで慶介を育てる心優しい母親だったが、自身の保育園に通う女児が殺害される事件が発生したことでその環境は一変。百々瀬塁(藤木直人)が司会を務めるワイドショー番組『ザ・プレミアワイド』からの犯人扱いによって、次第に追い込まれ、自ら命を絶つことに…。恭子が亡くなり、慶介が復讐を決意するきっかけとなった12年前の数々のエピソードが、ドラマの中で徐々に明かされていく。

 メディアによって死へと追い込まれてしまう役柄だけに「ずっと攻撃される役ですので厳しいです(笑)。役を憑依させると、つらい気持ちのまま2、3日いるしかないですし、ご飯がおいしくなくて、食欲も無くなってきますし、夜もよく眠れない」と気苦労は絶えない。それでも「これをリリースしてしまうとお芝居にならないので、役者としてはしょうがないですね。そういったシーンを撮り終えた今日は、ご飯がおいしくなると思います(笑)」と覚悟を決めて臨んでいるようだ。

 「実際に私たちが生きる社会には正義ってなかなかありませんが、この作品は『正義はあっていいんだ』ってことを本当に真っ直ぐに伝えています。その正義のため、時に苦労する主人公を応援しながら見られる作品です」と紹介。「亀梨さんとの共演はありませんが、母として天国から彼の復讐劇を楽しみに見ております!」と“息子”の活躍に期待を寄せている。

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