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梅宮辰夫、日本最年長デュエット 鶴田浩二さん三女と歌う

 俳優でタレントの梅宮辰夫(79)が、来年1月24日にベストアルバム『梅宮辰夫ザ・ベスト』を発売することが決定した。80歳、芸道60周年を迎える記念盤として企画された。

昭和の大スター鶴田浩二さんの三女・鶴田さやかとデュエットした梅宮辰夫

昭和の大スター鶴田浩二さんの三女・鶴田さやかとデュエットした梅宮辰夫

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 全10曲の収録曲の中でも注目されるのは、往年の大スターで梅宮が公私にわたってかわいがってもらっていた鶴田浩二さん(享年62)の三女で女優の鶴田さやか(57)とのデュエット。3年前、当時75歳の小林旭と74歳の浅丘ルリ子が歌った「いとしいとしというこころ」が日本最年長デュエットとされていたことから、80歳目前での梅宮のデュエット挑戦は日本最年長となる。

 梅宮は1989年12月、演歌歌手・村上幸子さん(90年7月没=享年31)とのデュエット曲「純情物語」を発売している。28年ぶりのデュエットソングのタイトルは「少し遠くて少し近くて」。作詞は荒木とよひさ、作曲は羽場仁志のコンビが梅宮のために書き下ろした。ジルバ調の作品に仕上がっており、梅宮は「テンポをつかむのに多少苦労したが、楽しくレコーディングできた」と語る。

 歌は若さを保つ秘訣という梅宮は当初、「せっかくデュエットするんだったら、孫ぐらい年が離れている方が面白いのでは」と提案したそうだが、声質や歌詞の内容などから“親子”デュエットで落ち着いた。制作担当者は「さやかさんはデュエット経験が豊富で、声質もさることながら梅宮さんをリードしてくれる」との信頼感からオファーしたというが、鶴田浩二さんの娘とあり、梅宮世代へのアピール度を考慮した面もあるだろう。

 さやかは「梅宮さんは年齢的には80歳を迎えようとしていますが、精神的には若々しく、とにかくチャレンジ精神が旺盛。しかも歌声が若々しくて驚きました。カラオケで歌ってもらえるように、私もアピールしていきたい」と言葉に力を込める。

 今回のアルバムは、過去に自身が出演した『不良番長シリーズ』『帝王シリーズ』の楽曲を中心に、「番長シャロック」「番長ブルース」「シンボルロック」など全10曲。収録曲はすべて、新たにレコーディングした。

 タイトルに『ザ・ベスト』とついてはいるものの、「単なるベストアルバムではないものにしたい」と意欲を見せた。サウンドプロデューサーは、徳永英明平原綾香ら多数のアーティストを手がけてきた坂本昌之氏を起用し、現代風なアレンジで昭和の梅宮辰夫を“平成版”にバージョンアップさせている。

 3年前の2014年に高倉健さんや菅原文太さんらが逝き、今年に入ってからは「昭和の二大東映スター」と言われ続けてきた“相棒”の松方弘樹さん、さらには渡瀬恒彦さんも亡くなった。特に松方さんとは、テレビや映画などでの共演は言うまでもなく、プライベートでは釣り仲間で「遊び」も共にしてきた盟友とあってショックも大きかった。

 「仲間が一人ずつ自分から去っていくことは仕方がない」。精神的にもつらいことではあるが、「今や残り少ない昭和のスターの生き残り。アイツ(松方)の分も含め、残された者の使命かもしれない。今、できるうちに何でもしておきたい。逆に、この年になっても、やることがあるのは幸せなこと」と語った。

■『梅宮辰夫ザ・ベスト』収録曲
01. 番長シャロック(東映『不良番長』主題歌)
02. ダイナマイトロック
03. 番長ブルース(東映『番長シリーズ』主題歌)
04. シンボルロック(東映『夜遊びの帝王』主題歌)
05. ウッシッシ節
06. 番外地ブルース
07. 夜は俺のもの
08. 旅姿三人男
09. 十九の春
10. 少し遠くて少し近くて(鶴田さやかデュエット)

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