お笑いコンビ・浅草キッドの水道橋博士が30日、都内で行われた書籍『藝人春秋2』（文藝春秋）の発売記念イベントに出席。交流の深い映画評論家・町山智浩氏を招き、トークショーを行った。

【写真】その他の写真を見る

　10万部を超えるベストセラーとなった前作『藝人春秋』から5年、待望の続編となる同書は、前作より分量も内容もはるかにパワーアップ。上下巻2冊となり、タモリや橋下徹といった芸能界から政界にかけての大物の「素顔」を続々と暴いていく。

　イベント前には報道陣の取材に対応。出版を喜んだ博士は、記者から「大物へ切り込む心構え」を聞かれると「お笑いの役目を考えた時があって、笑いのことは重要でそれが仕事。じゃあ誰を狙うかという時に、王様と道化の関係が思い浮かんだんですよ」と切り出した。

　続けて「強い人を必ずからかって、足元をすくう」と自身のポリシーを語ると「だってあなたは王様なんだから、その技術くらい認めてくれよ、という気持ちをこの本に込めましたね。そういうためにお笑い芸人がいるんだと分かった」と話した。