ドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ系)や『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で、キュートなコメディエンヌぶりを発揮してきた女優・新垣結衣。最新の主演映画『ミックス。』(10月21日)でも、ガングロメイクに挑戦するなど、体を張った演技を見せている。普段はもの静かな印象がある新垣は、いかにして人を笑わせる芝居に臨んでいるのか。女優としての成長、そして30歳を前にした心境も聞いた。
◆コミカルなお芝居は『リーガルハイ』で鍛えられた
――ドラマ『リーガルハイ』や『逃げるは恥だが役に立つ』に続き、今作でもコメディエンヌぶりを存分に発揮されています。コミカルな演技に対して意識していることは?
【新垣結衣】昔から、コミカルなお芝居をやらせていただく機会がわりと多いんです。実は、テーマが重いものよりもコメディのほうが、楽しい気持ちで現場にいられるのがいいなというのが本音です(笑)。でもコミカルなお芝居って、体力も頭も使いますし、思い切り演じるという勇気も必要なんです。そういった意味では、『リーガルハイ』でとても鍛えられたと思っています。
――人を笑わせるお芝居は難しいと思いますが。
【新垣結衣】最初は、主役を演じることをプレッシャーに感じていました。でも、現場でスタッフさんが私のお芝居で笑ってくださったので、そこに喜びを感じるようになったんです。脚本家の古沢良太さんや石川淳一監督と二度目にご一緒するからこそ、期待以上のものを見せたいという気持ちで挑みました。
◆監督の「よーい!」でスイッチが入るまではなるべく省エネ
――普段はもの静かな印象の新垣さんですが、振り切ったお芝居をする時の切り替えは?
【新垣結衣】監督の「よーい!」という声でスイッチが入るまでは、なるべく省エネするようにしていて…。カットがかかった途端に、再びスイッチオフにしてシューッと静かになるというか(笑)。なので、撮影中だけスイッチオンの状態です。
――オンとオフの切り替えは上手なほうですか?
【新垣結衣】いつの間にか切り替えられるようになりました。以前は、例えば泣くシーンの時、気持ちを持っていこうとして、その日1日ナーバスになってしまっていたんです。泣いたシーンの後も、なかなか気持ちを切り替えられなかったりするし、もしかしたら知らないうちに役の感情が自分に影響してしまうことがあったんじゃないかと。それで、このままでは体も心ももたないと感じて、自然と上手く切り替えられるようになったんじゃないかなと思います。
◆先輩方の話を聞くと早く30代になりたいです(笑)
――新垣さん演じる多満子は、萩原(瑛太)と出会ったことが転機となって人生を再生していきますが、新垣さんの女優としての転機は?
【新垣結衣】このお仕事を始めた瞬間が、人生の転機だと思っています。できなかったことがある日突然できるようになるわけではなくて、いろんな経験を経て徐々に変化していっている。特定の年齢や作品が転機となったわけではなく、毎日の積み重ねがあって、今の私があるのではないかなと思っています。
――今後磨いていきたいことはありますか?
【新垣結衣】特別これを磨きたいというものはないんですけど…朝に強くなりたいです(笑)。夜は余計なことを考えなくてもいいし、考えてもいいし、自由時間という感じがしてどうしても夜型人間になってしまうんです(笑)。でもなるべく朝に強くなって、もっと時間を有効に使えるようにしないといけないですよね。
――そんな新垣さんは現在29歳。30代を目前にした現在の心境は?
【新垣結衣】「30代は楽しいよ」と女性の先輩方がよくおっしゃっているので、早く30代になりたいです(笑)。きっと経験した人にしかわからないような楽しさが、30代にはあるんじゃないかとワクワクしていて。10代や20代のがむしゃらな時期を経て、お仕事にもある程度余裕が生まれて、プライベートも充実させたいという意欲が沸いてきたりするのかなと思って。良い意味で肩の力を抜いて日々過ごせるような気がするので、30代が楽しみです。
(文:奥村百恵)
◆コミカルなお芝居は『リーガルハイ』で鍛えられた
――ドラマ『リーガルハイ』や『逃げるは恥だが役に立つ』に続き、今作でもコメディエンヌぶりを存分に発揮されています。コミカルな演技に対して意識していることは?
【新垣結衣】昔から、コミカルなお芝居をやらせていただく機会がわりと多いんです。実は、テーマが重いものよりもコメディのほうが、楽しい気持ちで現場にいられるのがいいなというのが本音です(笑)。でもコミカルなお芝居って、体力も頭も使いますし、思い切り演じるという勇気も必要なんです。そういった意味では、『リーガルハイ』でとても鍛えられたと思っています。
――人を笑わせるお芝居は難しいと思いますが。
【新垣結衣】最初は、主役を演じることをプレッシャーに感じていました。でも、現場でスタッフさんが私のお芝居で笑ってくださったので、そこに喜びを感じるようになったんです。脚本家の古沢良太さんや石川淳一監督と二度目にご一緒するからこそ、期待以上のものを見せたいという気持ちで挑みました。
◆監督の「よーい!」でスイッチが入るまではなるべく省エネ
――普段はもの静かな印象の新垣さんですが、振り切ったお芝居をする時の切り替えは?
【新垣結衣】監督の「よーい!」という声でスイッチが入るまでは、なるべく省エネするようにしていて…。カットがかかった途端に、再びスイッチオフにしてシューッと静かになるというか(笑)。なので、撮影中だけスイッチオンの状態です。
――オンとオフの切り替えは上手なほうですか?
【新垣結衣】いつの間にか切り替えられるようになりました。以前は、例えば泣くシーンの時、気持ちを持っていこうとして、その日1日ナーバスになってしまっていたんです。泣いたシーンの後も、なかなか気持ちを切り替えられなかったりするし、もしかしたら知らないうちに役の感情が自分に影響してしまうことがあったんじゃないかと。それで、このままでは体も心ももたないと感じて、自然と上手く切り替えられるようになったんじゃないかなと思います。
◆先輩方の話を聞くと早く30代になりたいです(笑)
――新垣さん演じる多満子は、萩原(瑛太)と出会ったことが転機となって人生を再生していきますが、新垣さんの女優としての転機は?
【新垣結衣】このお仕事を始めた瞬間が、人生の転機だと思っています。できなかったことがある日突然できるようになるわけではなくて、いろんな経験を経て徐々に変化していっている。特定の年齢や作品が転機となったわけではなく、毎日の積み重ねがあって、今の私があるのではないかなと思っています。
――今後磨いていきたいことはありますか?
【新垣結衣】特別これを磨きたいというものはないんですけど…朝に強くなりたいです(笑)。夜は余計なことを考えなくてもいいし、考えてもいいし、自由時間という感じがしてどうしても夜型人間になってしまうんです(笑)。でもなるべく朝に強くなって、もっと時間を有効に使えるようにしないといけないですよね。
――そんな新垣さんは現在29歳。30代を目前にした現在の心境は?
【新垣結衣】「30代は楽しいよ」と女性の先輩方がよくおっしゃっているので、早く30代になりたいです(笑)。きっと経験した人にしかわからないような楽しさが、30代にはあるんじゃないかとワクワクしていて。10代や20代のがむしゃらな時期を経て、お仕事にもある程度余裕が生まれて、プライベートも充実させたいという意欲が沸いてきたりするのかなと思って。良い意味で肩の力を抜いて日々過ごせるような気がするので、30代が楽しみです。
(文:奥村百恵)
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2017/10/20