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浅野忠信&神木隆之介、的確な役作りで期待度急上昇『刑事ゆがみ』【記者コラム】

 オリコンの週刊エンターテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が発表した10月期のドラマ期待度ランキングで8位だったフジテレビ系ドラマ『刑事ゆがみ』(毎週木曜 後10:00)。12日に放送された初回を観て、“期待度”は急上昇した。ハリウッド映画『マイティ・ソー』にも出演する俳優の浅野忠信と、子役から活躍する神木隆之介が演じる凸凹バディが、難事件を解決する刑事ドラマ。2人が演技巧者らしい的確な役作りで、観る者を退屈させず、作品の世界に引き込んでいく。

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 同ドラマは、『弁護士のくず』などの作品で知られる井浦秀夫氏が、『ビッグコミックオリジナル』(小学館)で連載中の同名漫画が原作。タイトルにある「ゆがみ」は、浅野が演じる刑事、弓神適当(ゆがみ・ゆきまさ)の苗字でもある。弓神は、先入観ゼロで人の心の奥底に潜む闇を鋭く観察し、どんな些細な言動の“ゆがみ”も見逃さない。真実解明のためには違法捜査もいとわないところがあり、後輩の刑事・羽生虎夫(神木)にとってはやっかいでもある。

 ただひたすらに事実を追い、真実へと辿り着こうとするには、周りの空気なんて読んでいられないし、違法捜査と言われても仕方がないこと(例えば、捜査令状なしに勝手に引き出しの中を開けて見るなど)をしてしまうものなのか。その手のアウトローで、独特な推理力を持つ刑事は、ほかの刑事ドラマにも出てくるけれど、コンビを組む刑事や上司との接し方などから弓神らしい個性がにじみ出ていて、それを初回のエピソードだけで印象づけることに成功していた。

 浅野のポテンシャルもあるが、今作の演出を手がける西谷弘氏の手腕も大きいのではないだろうか。ドラマ『ガリレオ』(福山雅治主演・2007年)、『任侠ヘルパー』(草なぎ剛主演・09年)、『昼顔〜平日 午後3時の恋人たち〜』(上戸彩主演・14年)などを手がけ、映画『容疑者xの献身』(08年)、『アマルフィ 女神の報酬』、『任侠ヘルパー』(12年)、『昼顔』(17年)などのヒット作品を世に送り出してきた実績がある。浅野・神木とは初顔合わせだったが、回を重ねるごとに円熟味を増していきそうだ。

 神木が演じる羽生は、優秀で規則を守る几帳面なタイプの若手刑事。はちゃめちゃな言動で捜査する弓神にいつも振り回されながらも、時には弓神をしかり、時には鋭いツッコミを入れる。神木は刑事役が初めてということだが、羽生はドラマの中で唯一“成長”が描ける存在でもあり、弓神(浅野)との掛け合いから発揮されるケミストリーは、きっとドラマの強力な武器になる。

 初回は、「痴漢えん罪」をテーマに、羽生が捜査中に再会した同級生と、恋愛に発展しそうになりながら、刑事という職業に向き合わざるを得ない苦すぎる経験をするエピソードが描かれたが、19日放送の第2話では、中学校の教師が襲われた強姦未遂事件の捜査をするというストーリー。自宅アパートで仮眠中に窓から侵入した男に襲われそうになった中学生教師・早杉千里を水野美紀が演じる。ほかにも、『昼顔』に出演した斎藤工や、千里が勤務する中学校で教育実習をしていた大学生・打越将也役で中川大志が出演する。



関連写真

  • フジテレビ系ドラマ『刑事ゆがみ』第2話(10月19日放送)浅野忠信と神木隆之介の掛け合いから生まれるケミストリーは強力な武器に(C)フジテレビ
  • 真相を見つける能力に長けているが、一人では何もできないところもある弓神(左/浅野忠信)(C)フジテレビ
  • 弓神に振り回されるだけじゃない、羽生(右/神木隆之介)の成長も見どころ(C)フジテレビ
  • フジテレビ系ドラマ『刑事ゆがみ』第2話(10月19日放送)より(C)フジテレビ
  • フジテレビ系ドラマ『刑事ゆがみ』第2話(10月19日放送)より(C)フジテレビ
  • フジテレビ系ドラマ『刑事ゆがみ』第2話(10月19日放送)より。水野美紀がゲスト出演(C)フジテレビ
  • フジテレビ系ドラマ『刑事ゆがみ』第2話(10月19日放送)より。斎藤工がゲスト出演(C)フジテレビ
  • フジテレビ系ドラマ『刑事ゆがみ』第2話(10月19日放送)より。斎藤工がゲスト出演(C)フジテレビ

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