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高杉真宙、関西弁役に悪戦苦闘も成長実感「吸収して吐き出しての連続」

 俳優・高杉真宙(21)と葉山奨之(21)がこのほど、W主演する10月13日スタートのテレビ東京ドラマ25『セトウツミ』(毎週金曜 深0:52)の取材会に参加。高校生2人がただしゃべるだけ、シーンも変わらず動きがない会話劇に2人は苦労や、やりがいを語った。

高杉真宙(左)と葉山奨之のドラマ『セトウツミ』ビジュアル (C)此元和津也(秋田書店)/「セトウツミ」製作委員会

高杉真宙(左)と葉山奨之のドラマ『セトウツミ』ビジュアル (C)此元和津也(秋田書店)/「セトウツミ」製作委員会

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 原作は『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中の此元和津也氏の同名漫画。高校2年生のメガネをかけた寡黙でクールな内海想(うつみ・そう)と、元サッカー部でお調子者の瀬戸小吉(せと・しょうきち)の2人が、放課後に河原で暇つぶしのためだけに会話をしている姿を描いたクスッと笑える青春物語。高杉が内海、葉山が瀬戸を演じる。

 役作りについて高杉は「漫画が原作で割りと台本も漫画に忠実。最初は漫画から読み込んでやらせてもらった。せりふも一緒の部分も多くて、瀬戸を見ながらのせりふの部分とかは、なんで見ているのかとかを考えやすかった。そこから、どんどん作っています」と話す。一方の葉山は「映画もあるので、2人にしかできない『セトウツミ』にしようと僕は意識をしながらやっています。漫画に縛られるんじゃなくて台本に書かれていないところで瀬戸という人間を表現しようかなと意識をしている。見た目はまんまなんですけど、中身は高杉くんと2人で作り上げていくのが、今回のテレビでしかできない『セトウツミ』かなって思う」と力を込めた。

 2人は映画『渇き』以来の共演となる。しかし、共演シーンは多くなかったため、共に覚えていなかった。報道陣から質問されるとそろって「そうだ!」と驚きの表情。それでも共演シーンを思い出せない葉山に対して高杉は「僕、殺されてますよ!」と苦笑いで告白し、会場を爆笑させた。高杉は「全く忘れるってことがあるんだなって思いました」と笑いつつ「こんなに2人で一緒にお芝居をするのが今、考えると不思議な感じですね」と“昨日の敵は今日の友”となったことに笑顔。葉山も「いろんな作品をやっているのを何本か見させてもらっている。どの作品でも顔つきが変わる。すごいなっていう印象。本読みしたときに、声がすごくいいなって思いました。うらやましい気持ちになった」と高杉の演技をべた褒めした。

 撮影で苦労する点を問われると「せりふは尋常じゃなく多い。空いてる時間はひたすら合わせている。追いつかないので2人でがむしゃらに覚えて、どうにか面白くやっていこうっていう感じですね。ちょっと慣れてきたら遊べるのかなって気はしてます」と葉山。高杉も「吸収して吐き出しての連続。僕自身は福岡生まれですが撮影現場に関西出身の方が多いので、ずっと関西弁の練習に付き合ってくれる。その練習が1番、大変ですね」と苦労を語った。

 取材会中も息の合った掛け合いを見せていたが、困難な撮影で鍛えられたものだという。葉山は「噛み合っているようにみせて、お互いに自分の言いたいことを言っているだけというシーンがある。


それをうまく噛み合っているように見せるために監督やみんなと相談して作っていきました。お互いがちゃんとリアクションを取らないと成り立たない。このままだとチャンネル変えられるだろうなって思った。結構、ヤバいってことで、かなり話し合った」と動きがない会話劇だからこそ求められる演技の深さを明かし、高杉は「(取材日は)撮影始まって6日目なんですけど、ちょっとずつ間とテンポが噛み合ってきた」と成長の実感を語った。

 最後は葉山が「後は、ずっと河原のロケなのでひたすらまぶしい…。それが大変ですね」とこぼし、高杉も「お互い日焼けしましたもんね」と同調。絶えず報道陣、関係者を笑わせ続けた。公開されたビジュアルも原作そっくりだが、2人の関係も原作同様に息ぴったりだ。

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