『始皇帝暗殺』などで知られる中国の巨匠チェン・カイコー監督がメガホンをとる日中合作映画『空海―KU-KAI―』（2018年2月公開）の特報映像が23日、解禁された。

　原作は、『陰陽師』『神々の山嶺』などで知られる作家・夢枕獏氏の小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』（角川文庫／徳間文庫）。玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋から30年後。中国・唐の時代、日本から遣唐使としてやってきた若き僧侶・空海が、詩人・白楽天（はくらくてん）と共に、首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫る。

　主人公・空海を染谷将太、空海の相棒となる唐代の詩人・白楽天を中国の若手俳優ホアン・シュアンが演じ、最重要人物・楊貴妃役で台湾出身のチャン・ロン・ロン、空海と白楽天が追う奇怪な事件のカギを握る人物・安倍仲麻呂役で阿部寛が出演。そのほか、松坂慶子、火野正平らが脇を固める。

　初解禁された映像は、約6年の歳月をかけて東京ドーム約8個分の土地に再現された「長安の都」が収められている。メイキング映像も盛り込まれ、唐の時代に合わせた迫力あるセットと、常時350名を超えるスタッフで進められた壮大な撮影風景も垣間見ることができる。

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